友だちのメールアドレスから、「危険な毒グモがアメリカに上陸して人々が殺されている」というニュースが、アドレス帳に登録されている人たちに送られてきました。学名や実名がたくさん記載されていて、もっともらしい話に見えましたが、信頼できるホームページで調べると、それはデマでした。真実の検証は、信頼できる情報に照らせば可能です。

一世紀にマケドニアに住んでいた人たちは、聞かされたキリストの教えに関して、裏付けを取ることが重要だと思っていました。聖書は、ベレヤの人々は「テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた」と語ります(使17:11)。彼らは使徒パウロのメッセージを聞きながら、彼の話と旧約聖書に食い違いが無いことを確かめようとしました。多分パウロは、救い主は苦難の後、人の罪のために死ぬ、と旧約聖書に示されていると伝えたのでしょう。それで彼らは、その出来事を旧約聖書に照らして検証する必要があったのです。

霊性について、困惑するような考え方を聞いたなら、用心しなくてはなりません。自分で聖書を調べ、信頼できる情報に耳を傾け、主イエスから知恵をいただけるように祈りましょう。