私の6歳の息子オーウェンは、新しいボードゲームをもらって大喜びでしたが、説明書を読んでも遊び方が分かりません。それを知っている友だちが来て初めて、プレゼントを楽しむことができました。
そんなふたりを見て、私は改めて、新しいことを学ぶには、知っている人に教えてもらうのが一番だと思いました。説明書は助けになりますが、実地指導に勝るものはありません。
使徒パウロもそれが分かっていました。彼は、教会の人たちの信仰の成長を助ける方法についてテトスに指導するにあたり、キリスト信仰の模範を示せる、経験豊かな信徒の大切さを強調しました。「健全な教え」を語れることはもちろん重要ですが、語るだけでは不十分で、信仰が生活に生かされていなければなりません。パウロは年配の男女は自制と親切、愛に富んだ者であるべきだと書きました(テト2:2-5)。また、すべての点で自分自身が良いわざの模範となるように勧めています(7節)。
私は健全な教えを感謝しますが、同時に、手本となる多くの人がそばにいることを感謝します。その人たちは、キリストの弟子のあり方を実生活で示し、私が同じ道を歩めるように分かりやすく見せてくれます。
あなたは、イエスのために生きるとはどういうことかを、言葉と行動の両方で教えてもらいましたか。あなたの信仰による行動を他の人はどのように見ていますか。
神よ、主のために生きる手本となる人に出会えた祝福を感謝します。また、唯一の完璧な信仰の模範である御子を私たちにくださり、感謝します。