夫のアランは、就活中の息子ザビエルに礼状の書き方を教えました。また、長年企業で管理職をしている経験を生かして模擬面接をしてあげました。そして履歴書をしまっている息子に向かい、面接後に礼状を出すことを忘れないように念を押しました。息子は「分かっているよ。心を込めて礼状を書けば、きちんと対応してくれる、だよね」と言いました。後日、採用するという電話がかかってきたとき、担当マネージャーは、自筆の礼状をもらったのは、長年の経験の中でも初めてで、嬉しかったと言いました。

感謝を言葉で伝えると、その影響は長く続きます。詩篇には、これを記した人々の誠実な祈りと感謝に満ちた礼拝の数々が収められています。全部で150篇ある詩篇の中でも「私は心を尽くして主に感謝します。あなたの奇しいわざを余すことなく語り告げます。私は、あなたを喜び、誇ります。いと高き方よ。あなたの御名をほめ歌います」(詩9:1-2)は、すべての感謝のメッセージを反映しています。

神に対する私たちの感謝に終わりはありません。一方、神に感謝する習慣の無かった人は、今日から始めることができます。神がしてくださったこと、また、してあげようと約束してくださったことに感謝しましょう。神を礼拝する習慣をはぐくみましょう。