インドのチェンナイで車の路上教習をしたのは、朝のラッシュ時でした。すごく緊張し、気が動転して、ブレーキを踏むべきときにアクセルを踏んでしまいました。車は、すごい勢いで進むや否や即、停止しました。助手席の先生が指導員用のブレーキを踏んだのです。私はパニック状態でしたが、先生は落ち着いていました。

マルコの福音書4章35-41節は、嵐の中で大騒ぎする弟子たちの横で、イエスは眠っておられたと述べます。弟子たちは、イエスを起こし、イエスは嵐を静められました。弟子たちは突然の嵐を何度も経験したベテランの漁師でしたが、その彼らが恐れたときに、なぜイエスは落ち着いておられたのでしょう。

その理由は、主が状況を完全に掌握されていたからです。主は、全能なるお方、被造物とそれにかかわるすべてのもの、私たちが直面するどんな状況をも治めるお方です。主にとって、手に負えない状況はありません。イエスは、あの嵐のときのように、私たちが危機や試練に遭遇するなら助けてくださいます(39節)。

もし目下の状況におびえているなら、イエスは、その状況を完全に掌握していることを思い出してください。イエスは、あなたの心を平安にするだけでなく、ともに歩んで助けてくださいます。