バレリーナやコンテンポラリー・ダンサーがするターンにピルエットというものがあります。子どもの頃、モダンダンスを習っていて、ピルエットが大好きでした。目が回って倒れてしまうまで何度も回りました。大きくなると、バランスを保つコツは、ある一点を決めて、一回転するたびに、そこに視点を戻すことだと分かりました。そうすれば、ピルエットを優雅に決めることができるのです。

人生にも紆余曲折がありますが、問題に焦点を当ててしまうと制御不能になっていき、大失敗をやらかすかもしれません。一方、聖書は、志を神に堅く保つなら、全き平安のうちに守られると語ります(イザ26:3)。つづら折りの山道を進むようなときでも、神が共に歩み、必ず難題を乗り超えさせてくださると信頼して心静かにいられるというのです。神は「とこしえの岩」(4節)、見つめるべき究極の一点です。なぜなら、神の約束は変わらないからです。

日々の生活の中で、神を見つめ、みもとで祈り、聖書のみことばから神の約束を学んでいけますように。私たちの「とこしえの岩」なるお方を頼りとして、どんなときも悠然と歩んでいけますように。