以前、死者79人、負傷者66人の列車の脱線事故がスペイン北西部でありました。運転士は黙秘しましたが、カメラの映像は、列車がとんでもないスピードで走っていたことを示していました。彼は、30年の経験を持つ国営鉄道のベテランでしたが、理由はどうであれ、乗客の安全を守る制限速度を無視し、大惨事を引き起こしました。
モーセは、神の契約が示す境界線について、次世代を担う人たちに語りましたが(申5章)、それは神と先祖たちとの契約ではなく、神とあなたたちの契約だと教えました(3節)。そして、十戒をおさらいしました(7-21節)。十戒を復唱し、親世代の不従順の報いを示すことで、神のご真実を心に留め、敬虔(けいけん)で謙遜に生きるようにと命じました。神はイスラエルのために「道」を作られました。それは自分や人を破滅させないためです。神の道を逸脱し、神の知恵を無視するなら、危ない目に遭うでしょう。
今日、神に導いていただいて、聖書の全てを、自らの喜びとしましょう。みことばを人生の助言者、自分を守る境界線にしましょう。みことばに導かれるなら、神の賢明な「道」から逸脱せず、真っ直ぐに歩み、自分自身を主にささげることができます。
神に示された境界線に、自由ではなく狭苦しさを感じてしまうのはどういうときですか。その境界線は、神の愛をどのように示していますか。
父よ、神の境界線を守ることで、神に対する愛を示せますように。