クリスタルはバージニア州のカフェで働き始め、イビーに出会いました。彼はろう者で、注文はスマホに文字を打ち込み行います。クリスタルは、彼が常連客だと知るや、より良いサービスを提供するために手話を学び始めました。手話の方が彼に便利だからです。

クリスタルはイビ―に愛と奉仕を提供したと言えます。互いに仕え合うとは、使徒ペテロが推奨していることです。彼は各地に離散しているキリスト者に宛てて手紙を書きましたが、その中で「互いに熱心に愛する」こと、また、賜物を用いて「仕え合う」ことを勧めました(Ⅰペテ4:8、10)。神が私たちに下さった技術や能力が何であれ、それは人を益する賜物です。そういう目的で自分の賜物を用いるなら、神が栄光を受けられます。

手紙をもらった人たちにとって、この勧めは必要でした。なぜなら当時、彼らは社会から孤立し、苦難の中にいたからです。ペテロは、この試練を耐え忍ぶ力になれるように、互いに仕え合いなさいと励ましました。

誰かがつらい状況にいるとき、その実際のつらさは私たちには分からないかもしれません。しかし、神は共感を届けられるように助けてくださいます。明るく親切な言葉を掛け、自分の技術や能力、持ち物を提供し合うように促してくださいます。神の愛の投影として、人に仕えていけるように祈り、実行しましょう。