ライドシェアの運転手、エスボン・カマウは、16歳の少年を乗せました。父親がオートバイを買うお金をくれたと言います。少年が降車した後、座席に忘れ物がありました。オートバイの購入資金8千ドルが入ったかばんです。カマウはすぐに配車元に連絡し、少年を探し、ほどなく安堵の面持ちで現れた少年にお金を返しました。少年は感謝しました。カマウは「誘惑に負けないように、時を待たずに正しいことをする」と言いました。

彼は、人の失敗に付け込んで得をするという誘惑を拒んだ、品行方正な人でした。箴言は「完全な道を歩む人は安らかに歩む」と語ります(10:9)。常に誠実ならば、誰に何を言ったかを覚えておくという守備固めは不要です。実直をモットーとするなら、周りの人の言うことを気にしたり、方便でついたうそや自分の策略に対するしっぺ返しを恐れたりする必要もありません。「道を曲げれば知られずには済まない」(9節)という現実におびえる必要もありません。理屈抜きでまっとうに生きるなら、神を源とした聡明さが現れ出ます(13節)。その人は、神の内に安全で自由です。

私たちの人生には、口から出まかせを言ったり、関係や立場の力で相手を操作したり、などの誘惑が度々あります。しかし、聖書は神と共に歩むように呼びかけています。「主の道は、無垢な人の力」(29節)です。倫理的に、道徳的に、正しく生きていきましょう。