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Winn Collier

Winn Collier

ウィン・コリエ氏は、ミシガン州ホランドに家族と住んでいます。 25年間牧師として神に仕えています。ウェスタン神学大学院の教師、ユージン・ピーターソン・クリスチャン・イマジネーション・センターのディレクターも務めています。友人との時間を大切にし、フェアトレードのコーヒー、良質な映画と本、山、問答、森林散策などが好きです。体裁を気にすること、恐れ、不正などは嫌いだと言います。お気に入りのカフェが近所にないことも嫌なことに挙げられると言います。雑誌の寄稿者でもあり、5つの著書(Restless Faith, Let God: The Transforming Wisdom of François Fénelon, Holy Curiosity, the epistolary novel Love Big, Be Well, and A Burning in My Bones: The Authorized Biography of Eugene Peterson.)があります。

寄稿一覧 Winn Collier

ばかげた投資

アメリカで経済恐慌が起こった1929年、何百万という人々が全財産を失いました。皆がパニックに陥り最安値で株を売る中、フロイド・オッドラムは、その株を買いあさり、その姿は愚かしく見えました。ところが、その一見ばかげた投資は、数十年にわたり莫大な利益を生むことになりました。

強い敵から救い出す

ジョージ・ヴィヤノヴィッチは、2010年、第二次世界大戦中の功績によって、94歳でブロンズスターを授与されました。セルビア移民の家庭に生まれ、陸軍に入隊し、航空兵らがユーゴスラビアで反乱軍に保護されていると聞くと、両親の故国に向かいました。パラシュートで森に下り立ち、兵士らを見つけ出すと、彼らを小さなグループに分け、セルビア人に溶け込むように服装などを教え込みました。そして数カ月をかけて、1グループずつ、森を切り開いた滑走路で待機している輸送機まで徒歩で送り届けました。大喜びで帰還した兵士は512人でした。

大きな光

タイ人のサッカー少年12人とコーチは、楽しい冒険になると思って迷路のような洞窟を降りていきました。2018年6月某日の午後でした。しかし、水位が急に上昇して、洞窟の奥へ奥へと追い込まれ、救助されて脱出するまでに2週間半を要しました。潜水チームは増水に阻まれながらも救助を決行し、少年たちは小さな岩棚に座り、懐中電灯を照らしていました。彼らは暗闇の中で、何時間も、希望の光が見えることを願っていました。

力強く愛のある

エクアドルのサンガイ山が2020年に噴火したとき、BBC放送は、噴煙は地上1万2千メートルまで達したと報じました。火砕流は、800平方キロ以上の土地を覆いました。火山灰で視界は悪くなり、息苦しさを訴える人もいました。農夫のフェィシアノ・インガは、エルコメルシオ新聞に「空が暗くなって怖くなりました。どこから灰が来ているのか分からなかったのです」と語りました。

試練

標高4,200メートルを超えるコロラド・フォーティナーに初挑戦する息子たちは不安でした。最後まで頑張れるでしょうか。末の子は地面に座り込んで「パパ、もう限界」と何度も訴えました。しかし、私はこの試練は彼らのためだと信じました。父を信じてほしいとも思いました。もう無理だと訴えていた息子は、頂上手前で元気を取り戻し、私たちを追い抜いて一番乗りで登頂しました。不安でも父を信じて正解だったのです。

歪んだ正義

プロ野球の2018年のシーズン中、チームのコーチが、ダッグアウト脇にいた少年に向けてボールを投げると、横から男性がそれをキャッチしました。その動画はSNSで瞬く間に拡散し、その人は集中砲火を浴びましたが、人々は事の全容を知りませんでした。実はその少し前、男性は少年がファウル・ボールを捕れるように助けたので、次にボールが来たら彼のものだと約束していたのです。残念ながら、その事実が報道されるまでに丸1日かかり、無実の人が悪口雑言にさらされました。

正しいトラブル

米国下院議員で公民権運動家ジョン・ルイスの死を、2020年、多くの人が悼みました。彼は、1965年、キング牧師と共に黒人の投票権のためにデモ行進をして大けがをしました。しかし、「もし不当、不正、不公平を目にしたら、あなたの道義的義務は黙さないこと。あなたは行動すべきだ」と述べ、「騒ぎを起こして、正しく必要なトラブルにかかわることを、決して、決して、恐れてはならない」と語りました。彼は、正しく真理に忠実であろうとするなら、口論や紛争も必要な場合があると若い頃に学びました。

断固断るべき時

第二次大戦中、ナチスに徴兵されたフランツ・イェーガーシュテッターは、基礎的な訓練には服しましたが、ヒトラーに忠誠を誓う宣誓を拒みました。一旦は農場に戻りましたが、再度招集され、兵役につきました。そこでナチスのイデオロギーを体験し、ユダヤ人虐殺を知ると、神に忠誠を誓うならナチスのために戦うことはできないと決意しました。フランツは逮捕されて死刑となり、妻と娘が残されました。

神の救出作戦

通報を受けた警察官が駆けつけ、投光器を照らすと、1台の車が線路に乗り上げていました。パトカーの車載カメラには、こちらに向かって来る巨大な機関車が映っています。証言によれば、列車は時速80kmから130kmぐらいの高速で走っていたそうです。その警察官は、躊躇なく行動し、列車が衝突する直前に気を失ったドライバーを車から引きずり出しました。