惜しみなく与える

また、あなたのぶどう畑の実を取り尽くしてはならない。あなたのぶどう畑に落ちた実を拾い集めてはならない。それらを貧しい人と寄留者のために残しておかなければならない。わたしはあなたがたの神、主である。 レビ記19:10

チャールズ・ゴードン将軍(1833-1885年)は、ビクトリア朝時代の英国の軍人で、中国など世界各地で任務に当たりましたが、英国にいるときは、収入の9割を寄付しました。ランカシャー地方で飢きんが起きると、授与された勲章の銘刻を削り取って現地に送り、その金を溶かして換金し、困窮者に食事の配給をするように言いました。その日の日記には「唯一残された価値あるものを、主イエスにささげた」と記されています。

ゴードン将軍ほど太っ腹な支援はなかなかできませんが、神は、ご自分の民に、貧しい人たちの目配りをしなさいと、常に語っておられます。モーセの律法は、「貧しい人と寄留者のために」、畑の縁まで刈り取るな、また、落穂を拾うなと命じます。ぶどうの収穫では、地に落ちた実は残しておくように命じます(レビ19:9-10)。私たちが、社会的弱者の存在に気付いて彼らを支援することを、神は望んでおられます。

今までのことはともあれ、困っている人の支援をしたいと思う気持ちを高めていただけるように、神に祈りましょう。そのためのアイデアも神に求めましょう。神はご自分の愛を示す方法を喜んで教えてくださいます。

寄稿者 Amy Boucher Pye

レビ19:9-10 を読んでみよう

あなたがたが自分の土地の収穫を刈り入れるときは、畑の隅々まで刈り尽くしてはならない。収穫した後の落ち穂を拾い集めてはならない。また、あなたのぶどう畑の実を取り尽くしてはならない。あなたのぶどう畑に落ちた実を拾い集めてはならない。それらを貧しい人と寄留者のために残しておかなければならない。わたしはあなたがたの神、主である。

みことばを一語一句かみしめて受け取る

  • 主は、あなたをみこころのままに作り変えてくださいます。主の御業に期待し、みことばを心から受け取れるように祈りながら、ゆっくりと読み返しましょう。

まるで自分自身がそこにいるかのように味わう

  • 当時の貧しい人や在留異国人は、この神の命令を聞いてどんな気持ちになったでしょう。
  • 一方、畑の所有者や収穫に従事する労働者はどうだったでしょう。彼らの心中を想像してみましょう。

自分自身の内面や置かれている状況と照らし合わせる

  • 誰かから気前よく助けてもらった経験がありますか。
  • 「畑の隅まで刈り尽くさず、落ち穂を拾い集めない」、また「ぶどう畑の実を取り尽くさず、落ちた実を拾い集めない」とは、現代を生きるあなたにとってどのような行動に対応するでしょう。

頭で分かっておしまいにせず生き方を通して主に応える

  • (祈りましょう)与え主なる父よ、イエスという贈り物をいただいた感謝と愛が私の心に満ちあふれますように。周りの人々、特に弱い立場の人々の必要に私の目を開いて、何ができるか、具体的なアイデアと勇気をお与えください。
  • (あなたの状況を踏まえて、自分の言葉でより具体的に祈りましょう)
  • この機会にいろいろな活動について調べて、実際に連絡を取ったり支援をしたりしてみませんか。

以下の中から一番関心のある隣人愛の表し方を一つ選んでください。(今後のコンテンツ制作の参考にいたします。)

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