鏡に映る物
映画「ジュラシック・パーク」の中で、ジェフ・ゴールドブラム演じるマルコム博士が仲間とティラノサウルスから逃げる場面があります。車のバックミラーには牙をむく恐竜の顎が見え、すぐ上には「ミラーに映った物は見かけよりも近くにある」と警告があります。
ゆがんだ塔
嵐の影響で教会の尖塔がゆがんだと友人が言いました。危険なので、当然、教会はすぐに修理しましたが、そのみっともない姿に、ちょっと考えました。しばしば教会は、完璧な姿で行くべき場所だと思われます。自分の弱みを見せてよいとは思っていないでしょう。
新しいハート
父は胸が痛むと言って検査を受けると、動脈が3ヶ所で詰まっていました。それで2月14日にバイパス手術が予定されました。父は不安ながらも「バレンタインデーに新しいハートが手に入るのは、希望の印だ」と言いました。感謝なことに手術は成功し、血流が回復しました。
予定が狂う
もう遅刻なのに「うそでしょう」と思いました。渋滞の警告が出ています。車の流れが次第に遅くなりました。もう笑うしかありません。私は、自分の予定に沿ってものごとが進むと思っていました。道路工事は想定外です。
どこに向かっているのか
人生の方向性を決めるのは何でしょう。その答えを、何と、バイクの免許取得コースで耳にしました。友人たちと一緒に免許を取りに行き「目標点凝視」と呼ばれる訓練を受けました。教官は言いました。「みなさんには予期しない障害物に出会う日が、遅かれ早かれやって来ます。そのとき、それをじっと見るなら、そのど真ん中に突っ込んでしまいます。しかし、目を上げて、その先の進むべき地点を見るなら障害物を容易に避けることができます。みなさんは、自分の見ている方向に進むのです。」
望みという戦略
私のひいきのフットボールチームは、現在、8連敗中です。負けるたびに、今季優勝の望みは遠のいていきます。監督は毎週のように戦略を変えて挑みますが、結果につながりません。私は、望みは結果を保証しない、戦略ではないのだから、と職場の同僚とジョークを言っていました。
歯医者さんで
息子の付き添いで歯医者さんに行き、父なる神の心を学ぶとは予想外でした。永久歯が乳歯の下から生えてきたのです。抜く以外に方法はありません。
突き刺さるトゲ
本能的に「イタッ」と手を引っ込め、うめきました。人差指にトゲが刺さり、血が出ました。当然です。園芸用手袋をはめないで、トゲのある木を剪定(せんてい)しようとしたのですから。
歌う御父
子どもが生まれる前、歌うことの大切さを教えてくれた人はいませんでした。今、私の子どもたちは6歳、8歳、10歳ですが、どの子も以前、寝つきが悪くて困りました。私たち夫婦は毎晩、早く寝てくれるように祈りながら、交替で子どもたちを抱いてあやしました。子守歌を口ずさみながら彼らを抱き、優しくゆすっていた時間は、何百時間にもなるでしょう。そして、子どもたちのために歌ううちに、愛情の絆が深まっていくという素晴らしい体験をしました。