寄稿者

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Alyson Kieda

Alyson Kieda

アリソン・キエダ氏は、35年余りの編集経験の持ち主で、デイリーブレッドの編集者として10年以上奉仕しています。キエダ氏は子どものころから物を書くのが好きで、デイリーブレッドの寄稿者の一員に加わったことを大いに喜んでいます。キエダ氏には成人した子どもが3人おり、今は孫が増えている最中だと言います。キエダ氏の趣味は読書、森林散策、そして、家族と過ごすことです。キエダ氏の母親が他のデボーション誌の寄稿者だったこともあり、母親と同じ道に進めて幸せだと語ります。

寄稿一覧 Alyson Kieda

他人事

孫たち四人がプラレールで遊んでいましたが、下の二人が機関車の取り合いを始めました。8歳の兄が仲裁に入ろうとすると、6歳の妹が「放っておきなさいよ」と言いました。一般的には良いアドバイスです。しかし、誰かが泣き出すと、おばあちゃんが出動します。口論している二人を離し、落ち着かせます。

純粋な親切

母がホスピスにいた時、看護師の素朴な親切に感動したことがあります。彼女は弱った母を椅子からベッドに移すと、かがんで母の頭をなでながら「あなたはとても素敵ですよ」と言いました。そして私に「お元気ですか」と声を掛けてくれました。彼女の温かさに涙があふれ、今、思い出しても目頭が熱くなります。

信仰によって踏み出す

神を信頼して「水に足を踏み入れる」ことについて講師が語りました。ある国の牧師は、新たな法律が制定された後も神を信頼して聖書の真理を語ることを選んだそうです。彼は差別罪で30日間拘留されました。しかし裁判所は、彼には聖書を「私的」に解釈して、それに従うように人々を促す権利がある、という判決を下したのです。

砂漠の地

若い頃、高揚感の中で主のご臨在を感じるときに信仰が成長すると考えていました。しかし、盛り上がった気持ちは長続きせず、信仰の成長もありませんでした。作家のリナ・アブジャムラは、神と出会って成長するのは、砂漠の体験の中だと語ります。神の目的は、人生の砂漠の体験を用いて私たちを強くすること。彼女はバイブルスタディーのための著書『砂漠で』でそう述べています。神が良いお方だと知るのは、苦しみに遭わないときではなく、苦しみの真っただ中でです。

神と格闘

夫の死後、長年の友人から手紙が届きました。「アランは、まるでヤコブ。神と格闘する人でした。今、私がクリスチャンなのは、それによるところが大きいです」。夫は生涯、自分と葛藤し、答えを求めて、神と格闘しました。神を愛する一方で、神が自分を愛し、赦(ゆる)し、祈りを聞かれるという信仰が、揺らぐときがありました。しかし、彼の人生にも祝福はあり、多くの人に良い影響を与えました。

与える喜び

息子が筋ジストロフィーに対応する再度の手術を受けようという時、母親のケリーは、そのことに心が囚われないように、人のために何かしようと思いました。それで、小さい頃の息子の靴で状態の良いものを集めると、家族や親族、友人や近所の人たちも賛同し、200足以上の靴を寄付することができました。ケリーの目的は他の人を祝福することでしたが、結局、自分たちが一番祝福されたと感じました。「この活動を通して、内向きになることから解放され、本当に元気づけられました」と語ります。

イエスのもとに共に集まる

ある困難な状況があって、精神的にも信仰の面でも苦しんでいた時、教会から離れることは容易だったでしょう。何でそんなにこだわるの、と思うこともありました。しかし、日曜日礼拝を続けなければと思いました。その状況は、何年も続きましたが、信仰の兄弟姉妹と礼拝や祈り会、聖書の学び会に集うことは、忍耐と希望を失わないよう、自分を支える力になりました。礼拝説教や学びを通して心が軽くなるだけでなく、傾聴、慰め、ハグなど、その時々に必要だったものを与えてもらいました。

祈りの呼びかけ

リンカーン大統領は「私は何度となくひざまずき、他にどこに行けるでしょう、と祈らずにはいられなかった」と友人に打ち明けたそうです。彼は、壮絶な南北戦争の最中、自分が真摯(しんし)に祈るだけでなく、それを国民にも求めました。1861年には「へりくだり、祈り、断食する日」を宣言しました。そして、1863年に再度の布告を行い、「神の統べ治める力に頼らざるを得ないと認めることは、国家と国民にとっての義務である。それは己の罪とがをへりくだりと悲しみと共に告白する一方で、純粋な悔い改めは神の慈悲と赦(ゆる)しにつながると確かな希望をも告白することだ」と述べました。

試練を乗り越えて

アンの幼少期は極貧で悲惨でした。2人の赤ん坊の兄弟を亡くし、 5歳で目を患い視力をほぼ失いました。8歳で母を結核で亡くし、兄弟と共に父に捨てられました。貧民窟のような救貧院に入所し、そこで弟を亡くしました。