寄稿者

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Alyson Kieda

Alyson Kieda

アリソン・キエダ氏は、35年余りの編集経験の持ち主で、デイリーブレッドの編集者として10年以上奉仕しています。キエダ氏は子どものころから物を書くのが好きで、デイリーブレッドの寄稿者の一員に加わったことを大いに喜んでいます。キエダ氏には成人した子どもが3人おり、今は孫が増えている最中だと言います。キエダ氏の趣味は読書、森林散策、そして、家族と過ごすことです。キエダ氏の母親が他のデボーション誌の寄稿者だったこともあり、母親と同じ道に進めて幸せだと語ります。

寄稿一覧 Alyson Kieda

心からの同情

ジェフはイエスを信じて間もなく大学を卒業し、大手石油会社の営業部門で働きました。各地に出張し、色々な人の話を聞きましたが、その多くは心痛むものでした。そして、顧客たちにとって最も必要なものは、石油ではなく心からの同情だと思いました。神のいつくしみが必要だと考え、神について自身でもっと学ぼうと神学大学院に入り、やがて牧師になりました。

希望に至る水

トムとマークのミニストリーは、人生を爽快にしてくれます。ビデオを見ると、子どもたちは、水しぶきを浴びて楽しそうです。初めて浴びる清らかな水。ふたりはハイチで地元の教会と協力し、井戸に浄水装置を取り付けました。汚れた水に起因する伝染病が減れば、生活は向上し寿命が延びます。清潔な水は人々に未来への希望を与えます。

本当の友だち

中学生のとき、私には「たまに友だち」という人がいました。同じ教会で唯一の同年代だったので、時々いっしょに遊びました。しかし、学校では事情が違いました。誰もいない所では声をかけてくれても、他の人と一緒だと素通りされました。それに気づいてからは、学校では声をかけなくなりました。教会内限定というこの友情の限界が分かったからです。

方向転換して逃げる

アリは親に愛されて育った、美しく才能豊かな少女でした。しかし、高校卒業後、なぜかヘロインに手を出し、変化に気づいた両親の勧めでリハビリ施設に入りました。治療が進んで麻薬について尋ねられると、「方向転換して逃げる」と答えました。近くにあると拒み切れないからです。悲しいことに、アリは更生に失敗し、過剰摂取により22歳で亡くなりました。両親は悲しみましたが、同じ運命をたどる人のないようにと、地元のニュース番組に出演し、麻薬などの危険から遠い場所に自分を置くように「アリを思い出して逃げて!」と言いました。

信仰の遺産

ビリー・グラハム師は、16歳でキリストを信じる決心をしましたが、彼の両親の献身的な信仰は以前から明白でした。父も母も信徒の家で育ち信仰に導かれました。結婚後、ふたりは親から引き継いだ信仰の遺産を守り、聖書を読み、祈り、教会に集いつつ、愛をもって子どもたちを育てました。両親が据えた土台は、ビリーが信仰に導かれ大胆な伝道者となるために、神が用いられたもののひとつでした。

何とはかない

幼なじみを交通事故で突然失って、死の現実と人生のはかなさを突きつけられました。彼女は問題ある家庭で育ち、最近ようやく立ち直ってきたところでした。24歳でイエスを信じたばかり。こんなに早く人生の終わりが来るなんて、どういうことでしょう。

傷つける言葉

男の子たちが「やーい、やせっぽち!」、「よ!枝ちゃん」と馬鹿にしました。私は「棒や石なら痛いけど、言葉はちっとも痛くない」と、昔のことわざで言い返すこともできたでしょう。けれど、それは事実ではありません。意地の悪い言葉は、時には棒や石以上に人を傷つけます。

石を投げること

リサは不倫をする人に全く同情できませんでした。自身が結婚生活に悩み、危険な罠に抗って必死に闘うようになるまでは…。その経験は、彼女に新たな共感力と「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」(ヨハ8:7)というみことばを深く理解する力をくれました。

野の花のように咲く

生後2か月の孫は、見る度に少しずつ成長しています。最近、彼をあやしていると、私をじっと見て、にっこりしました。突然、私の目が涙で溢れました。ずっと昔、我が子が初めて笑ったときの喜びが、よみがえってきたからかもしれません。ずいぶん前のことですが、つい昨日のことのように感じます。人生には言葉では説明できない瞬間があるものです。