何とはかない
幼なじみを交通事故で突然失って、死の現実と人生のはかなさを突きつけられました。彼女は問題ある家庭で育ち、最近ようやく立ち直ってきたところでした。24歳でイエスを信じたばかり。こんなに早く人生の終わりが来るなんて、どういうことでしょう。
傷つける言葉
男の子たちが「やーい、やせっぽち!」、「よ!枝ちゃん」と馬鹿にしました。私は「棒や石なら痛いけど、言葉はちっとも痛くない」と、昔のことわざで言い返すこともできたでしょう。けれど、それは事実ではありません。意地の悪い言葉は、時には棒や石以上に人を傷つけます。
石を投げること
リサは不倫をする人に全く同情できませんでした。自身が結婚生活に悩み、危険な罠に抗って必死に闘うようになるまでは…。その経験は、彼女に新たな共感力と「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」(ヨハ8:7)というみことばを深く理解する力をくれました。
野の花のように咲く
生後2か月の孫は、見る度に少しずつ成長しています。最近、彼をあやしていると、私をじっと見て、にっこりしました。突然、私の目が涙で溢れました。ずっと昔、我が子が初めて笑ったときの喜びが、よみがえってきたからかもしれません。ずいぶん前のことですが、つい昨日のことのように感じます。人生には言葉では説明できない瞬間があるものです。
父の記憶
記憶の中の父は、外で庭仕事か大工仕事、または面白そうな道具のあふれた地下の作業部屋で働いています。父の手はいつも休みなく何かを作っていました。車庫やデッキ、鳥小屋を建てたり、鍵を切ったり、装飾品やステンドグラスのデザインもしました。
神は耳を傾ける
ダイアンは祈祷会で、人々が家族の病気や悩みごとについて祈って欲しいと頼んでいるのを聞いていました。実は彼女には、何年も依存症に苦しむ家族がいますが、その話はしません。今までに散々、嫌な顔をされたり、根掘り葉掘り聞かれたり、意見を言われてきたので、この話はしない方が良いと考えています。そういう人たちは、クリスチャンが依存症になることに納得できないのです。
申し訳ない
マックギーは冤罪で4年間服役しました。コリンズが2005年にある報告書を改ざんしたためです。無罪が証明されたのは、すべてを失った後でした。彼は復讐を誓いました。一方、コリンズは多数の報告書を改ざんしたことが発覚して解雇され、服役しました。ふたりは各々、刑務所でキリストと出会いました。
獣に尋ねてみよ
孫たちが保護されたハクトウワシに見とれていました。触らせてももらえました。私は、ワシを腕に乗せた動物園のボランティアの説明に驚きました。雄のワシは翼を広げると約2メートルにもなりますが、骨が空洞なので、体重は3.6キロしかありません。
疲れてしまったとき
正しいことをすると、すごく疲れる場合があります。良かれと思ってしたのに「こんなことをして何になるのか」という結末です。最近、友人を励まそうと、よく祈り、よく考えてメールをしたのに、心無い返事を受け取って、そう感じました。「なぜこんなに誤解されるのか」と憤慨し傷つきました。