寄稿者

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Alyson Kieda

Alyson Kieda

アリソン・キエダ氏は、35年余りの編集経験の持ち主で、デイリーブレッドの編集者として10年以上奉仕しています。キエダ氏は子どものころから物を書くのが好きで、デイリーブレッドの寄稿者の一員に加わったことを大いに喜んでいます。キエダ氏には成人した子どもが3人おり、今は孫が増えている最中だと言います。キエダ氏の趣味は読書、森林散策、そして、家族と過ごすことです。キエダ氏の母親が他のデボーション誌の寄稿者だったこともあり、母親と同じ道に進めて幸せだと語ります。

寄稿一覧 Alyson Kieda

喜ぶ心

孫のモリアの大好きな曲は、ジョン・フィリップ・スーザの行進曲です。スーザは19世紀末のアメリカの作曲家で「マーチ王」と呼ばれました。モリアは一歳半の女の子ですから、ブラスバンド部に属しているわけではありません。ただこの曲が大好きで、ハミングできる部分さえあります。家族が集まると、手を叩いたり陽気な音を出したりしてこの曲をハミングするので、彼女は、これが楽しい音楽だと分かっています。孫たちは踊ったり、輪になってぐるぐる行進したりして、最後には目を回してふらふらになり大笑いしたりします。

とてもよい!

ひとつのテーマが流れているような日が続くことがありませんか。私は最近、そのような経験をしました。まず、日曜日の礼拝メッセージは創世記1章からでしたが、牧師は花が開いていく様子を2分間に凝縮した美しい映像を見せました。家でソーシャルネットワークを開くと、様々な人が花の写真を次から次へとアップしていました。後日、森を散歩すると、エンレイソウ、リュウキンカ、野生のアイリスといった春の野花が美しく咲きみだれていました。

ともに過ごす

親戚の結婚式から車で二時間かけて帰る道、母が仕事はどうかと尋ねました。この質問は三度目です。そのたびに、初めて聞かれたかのように同じ答えを繰り返しながら、どうやったら記憶に留めてもらえるかと考えていました。母はアルツハイマー病で記憶力が落ちています。いずれは、行動にも影響が出て話すことさえできなくなるでしょう。

嫉妬につける薬

週初めにふたりの孫の世話を引き受けました。私は、やってきた孫たちを抱きしめて「週末は何をしたの?」と尋ねました。3才のブリッジャーは息をはずませて、叔父の家に泊まってアイスクリームを食べ、メリーゴーランドに乗り、映画を見たと言いました。ふたりは別行動だったと聞いていたので、5才のサムエルにも尋ねると「キャンプ」と言いました。「楽しかった?」と聞くと、「普通」とそっけなく答えました。サムエルは「となりの芝生」体験をしたのです。弟が嬉しそうなのに嫉妬して、父とのキャンプが楽しかったことをすっかり忘れていました。

キャンプで読む詩篇

私たち夫婦は野山を散策し草花を至近距離から撮影します。それらは驚くほど多様で美しく、まるで世界を顕微鏡で見ているようです。キノコにも驚かされます。それは一夜にして地面に現れ、色彩豊かな点々で森を明るく彩ります。

新生

赤ん坊を見ると笑顔になるのはなぜでしょう。赤ん坊がやって来たり、赤ん坊の声が聞こえてくると、何をしていても手を止めて、その小さな子どもに目をやる人が大勢います。このことに気づいたのは、父を訪ねて老人ホームへ行ったときでした。そこに住むほとんどの人は、車いすを使っていたり、認知症を患っていたりしますが、赤ん坊を連れた家族が訪ねてくると、例外無くと言ってよいほど、彼らの目がうれしそうに輝き出し、そして場が活気づきます。これを見て、すごいなあと驚きます。