平安の見つけ方
友だちとランチをしていて平安について問われました。私は戸惑って質問の理由をきくと、「日曜の礼拝で足をもぞもぞさせていたから、イライラしているのかなと思って。神を愛する人に与えられる平安について考えたことはある?」と言われました。
紐をほどく
赦しは癒すと教えているキリスト教団体が寸劇をしますが、そこでは、傷つけた人と傷つけられた人は、背中合わせに紐でくくられています。何をするにも、誰かが張り付いています。この紐をほどけるのは、傷つけられた人だけです。赦して紐をほどかなければ、自由になれません。
神に命を救われた
アロン(仮名)は15歳のとき、サタンに祈り始めました。手を組んだと感じたと言います。そして、うそをついたり、家族や友人を操る小細工をしたり、万引きをしたりしました。悪夢でサタンに死ぬと脅されましたが、死にませんでした。アロンは、サタンがうそつきだと振り返ります。
暗い谷を歩む
ハエ・ウー(仮名)は、国境を越えて北朝鮮を脱出しようとして捕まり、収容所に送られました。残忍な守衛、昼夜を問わない拷問、過酷な労働、ネズミやノミが巣くう冷たい床で、十分に眠ることもできません。しかし、神は毎日助けてくださいました。どの囚人と仲良くして、イエスを伝えるかについても導いてくださいました。
雲の向こうに
珍しいスーパームーンが、2016年11月に現れました。最も地球に近い軌道を60年ぶりに通過するということで、月はどんどん大きくなるはずです。しかし、私の町の空は灰色の雲が垂れこめていました。別の場所で撮った写真がネットで見られるものの、私は、この雲の後ろにスーパームーンがあると信じるしかありませんでした。
異国人をもてなす
ヨーロッパの最貧国のひとつ、モルドバに住んだ友人は、現地のクリスチャンの優しさに圧倒されました。ある時、教会員の家に洋服と食料を届けると、その家の夫婦は貧しいにもかかわらず、何人もの里子を育てていました。友人が何度も辞退したにもかかわらず、紅茶だけでなく食事までごちそうし、スイカなどの果物や野菜というおみやげをくれたのです。その手厚いもてなしに、友人は目を丸くしました。
生きた供え物
大叔母は広告業界で活躍し、シカゴとニューヨークの間を飛び回っていました。しかし、田舎で世話を必要としていた両親のために退職しました。両親はふたりの息子を悲劇的な形で早く亡くし、彼女だけが残されました。彼女にとって、両親に仕えることが自分の信仰を表す形でした。
いつまでも神の子ども
教会で両親と共に礼拝をささげ「主の祈り」を唱和したとき、いつもの習慣で手をつなぎました。片方は母の手、もう片方は父の手をしっかり握って立っていると、突然、自分はいつまでもこのふたりの娘だという感動が、胸に迫ってきました。私は、もう中年と呼ばれる年齢ですが、今でも「レオとフィリスの子ども」と言われます。そのとおりです。そして私は、いつまでも神の子どもでもあるのです。
使者
ある会議に出席しているとスタッフが「伝言です」とメモをくれました。何だろうと緊張しましたが「甥っ子ができた」と書いてあったので、吉報でした。