冒険の旅
人生は冒険、が自分の価値観なので、キリスト教は合わないと若い女性に言われました。私は悲しくなりました。イエスについていく人生以上の冒険は無いのに、彼女はその感動をまだ知らないのです。私は興奮気味にイエスの話をし、このお方にこそ真の人生があると語りました。
もっと良いことはある?
エリックは20代前半でイエスの愛を知り、通い始めた教会で聖書の学びを助けてくれる人に出会いました。しばらくすると少年たちのスモールグループで教えなさいと促されました。
自由に走る
ビープ・ベースボールをご存じですか。盲目の選手は、ボールのビープ音やベースのブザー音を頼りに、すべきこと、行くべき場所を察知します。打者は障害の程度で有利や不利にならないようにアイマスクをします。目の見える人が投手となり、同じチームになります。打者はバットを振り、ビープ音のするボールを打つと、ブザーが鳴るベースに向かって走ります。打者がベースに到達する前に野手がボールを捕ればアウト、そうでなければ得点が入ります。ある選手は「走る方向と道筋がはっきりしているので、自由に伸び伸びと走れる」と語ります。
褒められるべきは誰か
らせん階段や広々とした寝室、高級感溢れる床材、ゆとりあるランドリールーム、機能的な書斎。不動産業者が、ある夫婦に物件を案内していました。二人は家の美しさに歓声を上げ、「完璧だ。最高の家を見せてくださって、ありがとうございます」と言いました。すると、彼は意外ながらも、もっともな発言をしました。「お客様の感想を建築士に伝えます。お褒めの言葉に値するのはその人です。この家でも私でもありません」
心の癒やし
カーソンは、狩猟、釣り、オフロードバイク、スケートボード、と活動的でした。しかし、バイクの事故で重度の障害を負い、やがてうつになりました。将来の展望を失ったのです。しかし、仲間が狩猟に連れ出してくれると、美しい自然の中で、障害のことを忘れられました。心が癒やされ、新たな目標ができました。自分と同じような境遇の人が大自然を体験できる非営利団体(名称は「ハント2ヒール」)を運営することでした。カーソンは語ります。「災い転じて福となりました。私は恩返しがしたいとずっと思っていました。今、それができて幸せです」。彼は重度の身体障害者とその介護者たちのために、癒やしの場を提供しようと心を踊らせています。
人に仕えるという挑戦
ディアビオンはまだ13歳でしたが、人助けに挑戦しました。夏休みに50カ所の芝刈りを無償で行おう、と子どもに呼び掛ける人がいると聞いたのです。それは、帰還兵やシングルマザー、障害者の家庭、それ以外でも助けが必要な人に仕えることです。この運動を始めたのは、米国50州で50カ所の芝刈りをした人で、労働倫理や地域に恩返しすることの大切さを教えていました。夏休みの楽しみ方には選択肢がありますが、ディアビオンは人に仕えることを選び、やり遂げました。
独りぼっち?
スーの家庭は崩壊寸前でした。夫が突然家出し、彼女と子供たちはとまどい怒りました。彼女は結婚カウンセリングを受けようと言いましたが、夫は彼女が問題だと突っぱねました。スーは、夫が二度と戻らないと悟り、絶望と不安に襲われました。子どもたちを養っていけるでしょうか。
私たちは旅人
気候、言葉、習慣、交通手段や子どもの学校など、何もかもが違うので、その夫婦はやっていけるかしらと不安でした。しかし、近所の教会の人たちが世話を焼いてくれました。教会員のパティーが買い物に同行し、商品や買い方を教えてくれました。市場を歩いていると、2人に笑みがこぼれました。母国の果物、大好きなザクロがあったのです。自分たちの子どもに一つずつ買い、さらにお礼にと、パティーにもあげました。その果物と新しい友だちが、慣れない土地の暮らしにちょっとした安らぎをくれました。
そばに来てかがむ
小さな子の母親が懸命に自転車の練習をする娘の後ろを追いかけていました。子どもはスピードを制御できなくなって自転車は転倒し、女の子は足が痛いと泣き出しました。母親は静かにかがんで膝をつき、痛みが飛んでいくように足をなでました。効果てきめんです。少女は立ち上がって練習を再開しました。私たちの痛みが全て、これほど簡単に消えたらどんなによいでしょう。