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Anne Cetas

Anne Cetas

アン・セタス氏は、2004年から「デイリーブレッド」の著者として加わり、現在は編集長を務めています。夫のカールとともに都市部の貧困問題に取り組むミッションの顧問をしています。ふたりは散歩とサイクリングが趣味です。

寄稿一覧 Anne Cetas

生存と繁栄

先史時代が舞台のアニメ『クルードさんちのはじめての冒険』の一家は、生き残るためには外に出ず、自分たち以外と関わらないことだと信じていました。ところが状況が一変。定住しようと選んだ場所には、そばに妙な家族が住んでいたので、恐怖に満たされました。しかし、違いの大切さを学び、隣人に力づけられ、一緒に困難を切り抜けることを学びました。共に生きることは楽しく、人生を満喫するには他の人々が必要だと気付いたのです。

共に歩む

忠犬のビリーの優しさは、2020年、ネットで有名になりました。飼い主のラッセルが骨折して松葉杖を使い出して間もなく、ビリーも足を引きずるようになりました。獣医に診てもらっても異常はありません。実は元気なのですが、飼い主と一緒のときだけは足が悪いかのように歩くのです。人の痛みに寄り添おうとするとはこのことです。

あなたの居場所

小説『赤毛のアン』の主人公アンは、家族に憧れていました。孤児で家庭とは無縁だとあきらめていましたが、マシューと妹のマリラに引き取られました。馬車で家に向かう道中、アンはしゃべりづめで、そのことを謝りました。しかし、寡黙なマシューは「好きなだけしゃべりなさい。私は大丈夫だから」と答えました。それはアンの耳には心地よい音楽のようでした。自分の存在を認めてくれたり、おしゃべりを聞きたいと言ったりする人はいないと思っていたからです。家に着くと、アンは兄妹が農作業を助けてくれる男の子を求めていたと知り愕然としました。送り返されるのかと心配しましたが、彼らはアンを家族の一員に迎え入れて、彼女の夢はかなったのです。

揺るがない信仰

ケヴィンは亡くなった父の遺品を引き取りに介護施設に行きましたが、手渡されたのは2つの小さな箱だけでした。彼はその日、人は大して持っていなくても幸せでいられると実感した、と言います。父のラリーは最期まで、屈託がなく、人に対して笑顔と思いやりを絶やさない男性だったからです。彼の幸せは、箱には入らない財産、つまり、救い主イエスを信じる揺るぎない信仰でした。

信仰によって生きる

ゲイリーは歩行に問題があり、医者はバランスを改善する理学療法を勧めました。ある時、理学療法士は「目に見えるものに頼りすぎていますよ。足裏の感覚や内耳の平衡感覚などにも注意をはらってください」と言いました。

愛なる神

ある教授は「ではまた」と言ってリモート授業を終わり、学生たちも「さようなら、先生」と返事をしていましたが、ある日、一人の学生が「先生、大好き!」と言いました。教授は驚きましたが「私もみんなが大好きだよ」と返しました。その後、学生たちは、次の授業にはみんなで「先生、大好き!」と言おうと決めました。対面授業を好む教授が労苦をいとわずにリモート授業をしてくれることに感謝の気持ちを表そうというのです。数日後、教授が「ではまた」と言うと、学生たちは次々と「先生、大好き!」と答えました。これが数か月続き、教授は学生たちと家族のような絆を感じるようになったと言います。

恐れることはありません

スヌーピーの漫画に登場するライナスは、青い毛布を肌身離さず持ち歩いていて、これがないと不安をあらわにします。彼の姉ルーシーは、とりわけこの「安心毛布」を嫌っていて、埋めたり、凧にしたりなどして、捨てようとします。ライナス自身も、毛布に執着してはいけないと考えて手放そうとしますが、結局、できないのです。

壊れた私

コリンは妻とインテリア用品店で絵を探していましたが、気になる物があったので、妻を呼びました。それは右側に「グレイス」という文字が入った陶器の置物でしたが、反対側には2本のひび割れがありました。妻のジョーダンは、壊れていると言って別の物を探そうとしましたが、コリンは「いいんだ」と止めました。「僕たちは壊れている、だから恵みが訪れるんだ」と言い、ふたりはそれを買うことにしました。レジに持っていくと店員が「あらまあ!壊れているわ」と声を上げました。ジョーダンは静かに「ええ、分かっているわ。私たちもよ」と応じました。

助け合う

アンバーは、女友だちとバスケットボールをしていて、女子リーグがあったら地域の役に立つかもしれないと思いました。そこで、チームワークを推奨し、次世代の共助を促す目的でNPOを設立しました。この「バスケ女子」のリーダーたちは、幅広い年齢の女子が、自分に自信を持ち、徳を高め、地域に貢献できるように導いています。発足当初の選手で今は指導者のひとりは言います。「私たちは友情で結ばれています。こういうものが長い間、欲しかったのです。互いをさまざまな形で支え合い、女の子たちが成功体験を積み重ね、成長していくのを見るのは嬉しいことです。」