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Anne Cetas

Anne Cetas

アン・セタス氏は、2004年から「デイリーブレッド」の著者として加わり、現在は編集長を務めています。夫のカールとともに都市部の貧困問題に取り組むミッションの顧問をしています。ふたりは散歩とサイクリングが趣味です。

寄稿一覧 Anne Cetas

耳を傾け、学ぶ

その家の庭には星条旗を羽織った大きな白頭ワシのビニール人形。駐車スペースに停めた大きなトラックの横窓には国旗が描かれ、後部には愛国的なバンパーステッカーがたくさん貼られています。一方、道路を挟んだ向かい側の家の庭には、昨今のニュースで注目された社会的正義のスローガンが掲げられています。

神の力

レベカとラッセルの夫婦は、子どもはできないだろうと医者から言われましたが、神には別のご計画がありました。レベカは10年後に妊娠し、出産までの経過も順調でした。ところが、陣痛が始まって入院し、痛みが強まっても、赤ちゃんは出てきません。医師は緊急帝王切開を決断しました。レベカは赤ちゃんや自分を思って涙をこぼしましたが、医師は静かに確信をもって言いました。「私は最善を尽くしますが、まず神に祈りましょう。人以上のことができるお方に。」ふたりはともに祈り、15分後、元気な男の子が生まれました。

普通はやらないこと

マイク・バードンは、自分の店で15年間、扇動的な集会をしていました。しかし、2012年、その運動に妻が疑問を持つようになり、彼の心も変化しました。そして人種差別が間違っていることを理解し、運動から足を洗おうとしました。すると、その集会の参加者たちが属す好戦的な団体に報復され、家を追い出されてしまいました。

イエスの約束

礼拝に行く両親が託児室から出ていくと、2歳のジェイソンは泣き出しました。両親と離れるのは、初めての経験です。係のエイミーが何をしても泣き声は大きくなるばかりでした。ところが、彼の耳元で「私はあなたと一緒にいるわ」とささやくと、安心したように落ち着きを取り戻しました。

神の物語

良い天気なので散歩に出かけると、新しい隣人に会いました。彼は、「僕の名前はジェネシス、6歳だよ」と自己紹介しました。「ジェネシス、素敵な名前ね。聖書の『創世記』だわ」と言うと、「聖書ってなに?」と尋ねました。私は「神さまのお話の本。どうやって世界や人間をお造りになったとか、どれほど私たちを愛しておられるかが書いてあるのよ」と伝えました。

祝宴

友人のシャロンが悲惨な交通事故で亡くなった一年後に、別の友人デイブの10代の娘メリッサが、やはり交通事故で亡くなりました。ある晩、私は彼女たちの夢を見ました。ふたりは広いパーティー会場を飾りつけながら談笑していて、私が部屋に入って来ても知らんぷりです。テーブルには真っ白なテーブルクロスがかけられ、金色の皿とワイングラスが置かれていました。私も手伝いたいと言ったのですが、ふたりには聞こえていないようでした。

悪い根を引き抜く

兄夫婦が不仲になると、レベッカはふたりのために熱心に祈りましたが、離婚してしまいました。義姉は子どもたちを連れて遠方に去り、兄はそれを止めなかったので、彼女は可愛がっていた姪たちに2度と会えませんでした。そんな昔を振り返り、レベッカは語ります。「この悲しみを押し殺そうとしたので、恨みが根を張り、周りの人に対する感情に広がりました。」

あなたという人

ドニャンは、自分は旅に学ぶ人、世界は大きな学校だと言います。彼は人と出会って学ぼうと、2016年、自転車で出発し、4年間も色々な町を巡って旅をしました。人は言葉の壁があっても、見つめ合うだけで心が通じ合うこともあると発見し、意思疎通のためにスマホの翻訳アプリを活用しました。彼の旅の評価は、移動距離や景色の素晴らしさではなく、「言葉が通じなくても、あなたという人を知りたい」と、心を動かされた人々です。

フリーマーケットの贈物

クリスマスプレゼントにお金をかけすぎていると感じた母親が、今年は、ちょっと工夫しようと決めました。数か月前からリサイクルショップやフリーマーケットを巡って、少額でいつも以上の数の贈物をそろえました。子どもたちはクリスマス・イブに次から次へと大はしゃぎで包みを開けました。そして翌日、さらなるプレゼント。新品でなくて気が咎めていたので、彼女は、クリスマスの当日用も準備しておいたのです。子どもたちは包みを開きながら文句を言いました。「ママったら、プレゼント多すぎ。開くの疲れちゃったよ。」こんな子どもの反応はめったにありません。