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Bill Crowder

Bill Crowder

ビル ・ クラウダー氏は、コンテンツ部門の責任者です。Discovery Series (探求の書シリーズ) や Discovery House Publishers に数多くの著書があります。クラウダー氏と妻マーリーンには 5 人の子どもと数人の孫があります。

寄稿一覧 Bill Crowder

目に見えないもの

歴史家の間では、1945年7月16日に原子力の時代が始まったと言われます。最初の核兵器をニューメキシコ州の人里離れた砂漠で爆発させた日です。しかし、古代ギリシヤの哲学者デモクリトス(紀元前460年頃~370年頃)は、大昔に原子の存在を信じ、物質の根源は、目に見えない原子だと論じました。

犠牲

ミケランジェロの最も感動的な作品は、1540年代、友人ヴィットリア・コロンナのために描いたピエタ、イエスの母が息子の亡骸を抱いているチョークの絵画です。マリヤは息子の動かない身体を抱きながら、天を見上げています。背後の十字架には「いかほどの血が流れたのか、知るよしもなし」というダンテの「神曲 天国篇」の一節が記されています。そのとおり。イエスの死に思いを致すとき、その犠牲の大きさをよく考えるべきです。

力ある心

医師のポール・ブランドはフィリップ・ヤンシーとの共著「人間のからだ」で、次のような所見を述べています。ハチドリの心臓は十数グラムで、心拍数は800、シロナガスクジラの心臓は500キログラムで、心拍数は10回、その音は3キロ先からでも聞こえます。人間の心臓は、そのどちらと比べても精彩を欠きますが、それでも十分に仕事をこなします。心拍数は65から70、すなわち一日に10万回も拍動し、70年以上も休むことなく動きます。

イエスのように

神学者のブルース・ウェアは、少年の頃、キリストのようになりなさいというペテロの手紙第一2章21~23節の勧めに失望したそうです。罪を犯さなかったイエスのようになるなど無理です。そんな勧めを本気にしなさいと神が言っておられるとは信じられなかったと著書に記しています。

本当の気持ち

小説家で詩人でもあったビクトル・ユゴー(1802-1885)は、19世紀のフランス、政治や社会が目まぐるしく変化する激動の時代を生きました。代表作の「レ・ミゼラブル」は、一世紀以上経ってからミュージカル化され、人気を博しました。しかし、驚くには値しません。ユゴー自身も「音楽は、言葉で言い表せないながらも黙ってはいられない事柄を表現する」と語っているのですから。

十字架のことば

自分の価値を口で告げられて学ぶ人はいない、とティム・ケラー牧師は語ります。行動で示されなければなりません。行動は言葉よりも雄弁だという格言が反映される一例です。伴侶の話に耳を傾け、大切にすることで、相手の価値を示します。愛情を注いで世話をすることで、親は子どもに「あなたが大切だ」と知らせることができます。コーチは選手の成長に投資することで潜在能力があると伝えます。一方、苦痛の種になる否定的なメッセージも行動によって伝えてしまいます。

平和の道具

第一次世界大戦が勃発したとき、英国の外務大臣エドワード・グレイ子爵は、「ヨーロッパ全土で灯りが消えていく」と言いましたが、そのとおりでした。「すべての戦争を終わらせるための戦争」の終結までに、民間人を含めた2千万人が戦死し、2千百万人が負傷しました。

大蛇と戦う

大蛇と戦ったことがありますか。作家ユージン・ピーターソンは、無い人はいないと思っています。彼の著書『長年、同じ方向に従っていくうちに』(未訳)は、「大蛇は恐怖の投影だ。自分に害を及ぼすかもしれない…、力の差が歴然たるもの」だと語ります。そして、人生は「大蛇」、すなわち大病や突然の失業、結婚生活の破綻、子どもの非行、疎遠な親子関係など、大きな危険をはらんでいるといいます。人はもろく、ひとりでは立ち向かえません。

別れと出会い

弟のデービッドが心不全で突然亡くなって、私の人生観は一変しました。彼は、7人兄弟の4番目でしたが、一番先に逝ってしまいました。予期せぬ死別は、私に熟考を促しました。歳を重ねると、家族にとって、将来は得ることより失うことが多いのは明らかです。出会いと同じくらい別れがやってくるでしょう。