寄稿者

すべて見る
Bill Crowder

Bill Crowder

ビル ・ クラウダー氏は、コンテンツ部門の責任者です。Discovery Series (探求の書シリーズ) や Discovery House Publishers に数多くの著書があります。クラウダー氏と妻マーリーンには 5 人の子どもと数人の孫があります。

寄稿一覧 Bill Crowder

招かれざる客

息子夫婦が慌てて電話をしてきました。前の晩、家の中で2匹のコウモリを見つけたといいます。生態系にはコウモリも重要ですが、だからといって家の中を飛び回ってもらって嬉しいわけはありません。それで、私たち夫婦は息子たちの家に行って、その招かれざる客の侵入口とみられる穴をふさぎました。息子たちの手伝いができて感謝でした。

謎を解く

イギリスで最も人気のある観光地のひとつは、直立巨石のストーンヘンジです。これらの巨石は神秘のベールに包まれています。誰が、何のために、そして何よりも、どうやってストーンヘンジを建てたのか…。毎年たくさんの人がそんな疑問を胸に、この地を訪れます。しかし、巨石は沈黙したままです。謎は解けません。

救いを求める心

スーパーマンの物語を新たに描いた映画「マン・オブ・スティール」が、2013年に公開されました。息を呑むような特殊効果やアクションの連続で、世界中で多くの人々が映画館に足を運びました。人気の秘訣は驚くべき技術だと言う人がある一方で、「スーパーマン神話」は不滅だから、と指摘する人もいます。そんな中、映画でロイス・レイン役を演じた女優のエイミー・アダムスは、スーパーマンの魅力について、別の捉え方をしています。彼女は、それは人間の基本的な願望だといいます。「あなたをあなた自身から救い出してくれる人がいると言われて、そんなことは信じたくないという人がいるかしら。」

橋を架ける

ジェームズ・ミッチェナー著「センテニアル―遥かなる西部」は、アメリカの西部開拓時代を舞台にした小説です。パスキネルという名前のフランス系カナダ人の商人の目線で、大平原のアラバホ族とセントルイス市のヨーロッパ系住民たちの物語が展開します。パスキネルは無骨な冒険家ですが、ますます混迷する都市と広々とした大平原の間を行き来しながら、ふたつの大きく異なる世界の架け橋になっていきます。

ボスは誰

妻が2人の孫の子守をしていたとき、ふたりはおもちゃのことでけんかを始めました。3歳年下の弟は突然、「キャメロン、自分の部屋に行って!」と兄に強く命令しました。その勢いに押されて、兄はしょんぼりと肩を落とし、すごすごと自分の部屋に退散し始めました。しかし妻は「キャメロン、部屋に行く必要はありませんよ。ナタンはあなたのボス(監督)ではないのですからね」と言いました。キャメロンは「なるほど!」と思ったようです。にこにこして再び腰をおろすと、喜んで遊びつづけました。

雑念と戦う

毎日、同じ高速道路を利用して通勤します。そして毎日、脇見運転をしているドライバーをたくさん見ます。その人たちの大半は、携帯電話で話したり、メールをしたりしていますが、新聞を読んでいる人や化粧をしている人、シリアルを食べている人なども見たことがあります。集中していなくても大して問題にならない事柄もありますが、時速100キロほどで車を運転しているときは違います。そんなときに注意を怠るならば、人を殺してしまいます。

視覚の不思議

科学情報のウェブサイトに、びっくりする記事がありました(livescience.com)。「広範囲を見通せる山の上に立ってあたりを見渡すなら、数百キロ先で光っている明かりを知覚することができます。闇夜ならば50キロほど先に揺らめくろうそくの炎さえ見えるでしょう。」望遠鏡や夜間用のゴーグルは不要だそうです。人間の目の設計は、それほどすぐれていて、遠くまではっきりと見ることができます。

組立てに 必要なもの

娘と娘の婚約者に結婚祝いが届くようになり、幸福に包まれた日々を味わっていたときのことです。プレゼントのひとつは組立て式の家具でした。ふたりは結婚式の準備に大忙しだったので、私は組立てをかって出ることにしました。完成まで1~2時間かかりましたが、思ったよりずっと簡単でした。すべての木製パーツは予め切って穴が開けてあり、組み立てに必要な工具類もパッケージされ、組み立て説明書は易しく明快で、誰にでも分かるようになっていました。

本当に 重要なこと

今では独立している子どもたちがまだ家にいたころ、我が家にはクリスマスの恒例行事がありました。それは、簡素ですが、意味深いものでした。私たちは朝、クリスマスツリーの周りに集まり、みんなでクリスマスの物語を朗読しました。ツリーの下にはお互いへのプレゼントがありましたが、その理由は、東方の博士たちが赤ん坊のキリストに贈り物をしたからではありません。私たちがお互いに対する愛を示すために贈るプレゼントは、神の無限の愛を反映させるためです。家族で聖書を朗読したのは、それを忘れないためでした。