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Cindy Hess Kasper

Cindy Hess Kasper

シンディ・ヘス・キャスパー氏は、RBCミニストリーズで40年以上勤続しています。Our Daily Journey(若者向けデボーションガイド)の副編集長です。キャスパー氏は2006年に「デイリーブレッド」の著者に加わりました。キャスパー氏と夫トムには、成人した子ども3人と孫が7人あります。

寄稿一覧 Cindy Hess Kasper

足も食器も洗う

チャーリーとジャンは、50回目の結婚記念日に、息子のジョンとカフェで朝食を取りました。その日は、人手不足のようで、店長とシェフ、10代のアルバイトでやりくりしていました。チャーリーは食べ終えると、「今から1、2時間、何か大切な用事はある?」と尋ねました。特に無いということだったので、店長に話をして、夫婦は皿洗いを始めました。ジョンはテーブルの片付けをしました。

谷間に神の光が

進行がんだと診断され、エレインは主のみもとに行く日は遠くないと悟りました。そして、夫のチャックに伴われ、54年間の夫婦生活の中で最も厳しい谷を歩みました。二人はその間、主が共におられるという詩篇23篇の約束を愛し、それに支えられてきました。エレインはイエスを主として何十年も生きてきたので、永遠のいのちに入る準備は整っていました。二人はその事実に希望を託していました。

落胆するな

私には母のドロシーが健康だった記憶がありません。1型糖尿病のために長年、血糖値が不安定でした。合併症で腎臓を患い、生涯、透析が必要になりました。神経障害と骨折で車椅子生活を余儀なくされ、視力も失いつつありました。

果たされる約束

子どもの頃、毎夏、遠方に住む大好きな祖父母の家で1週間を過ごしました。二人から多くのことを教わりましたが、それに気付いたのはずっと後です。神と共に歩んだ長い人生のおかげで、彼らは私が想像だにできない知見を持っていました。神は何と忠実なお方かといつも言っていたので、私は、神は約束を守られる、信頼しても大丈夫、と安心するようになりました。

静寂の部屋

静寂を求める人に最適な部屋が米国ミネソタ州ミネアポリスにあります。オーフィールド研究所の無響室(反響の無い部屋)は、全ての音の99.99%を吸収し、「地球上で最も静かな場所」と呼ばれています。この部屋を体験したい人は、音の無い状態に精神がやられないように座ったままでいなければなりません。この部屋で45分以上過ごせた人は、いまだ無いそうです。

すべてイエスのために

有名な歌手B.J.トーマスは、すさんだ生活を送っていましたが、夫婦でイエスに出会って劇的な変化を遂げました。

するべきか、しないべきか

子どもの時、第2次世界大戦で使われた戦車が家の近くの公園に展示されていました。立ち入り禁止の警告が数カ所にありましたが、無視してよじ登ってしまった友だちがいました。私たちはちゅうちょしましたが、結局、仲間に加わりました。しかし、ある男の子は禁止だから登らないと言いました。もう1人は、大人が近づいてくると飛び降りました。規則に従いたいという思いは、おもしろいことをしたいという誘惑に負けてしまったのです。

必要を見て取る

父が亡くなる数日前、看護師のレイチェルが病室に立ち寄り、ひげをそりましょうかと尋ねました。そして、優しく顔を当たりながら「この年代の男性は、毎日のひげそりが大切ですね」と話しました。彼女は父の気持ちを察して、敬意を持って主体的に行動しました。その親切は、高齢の母親のマニキュアを塗ってあげる友人のジュリーと同じです。彼女の母にとって、きれいだということが大切だからです。

美し過ぎて

新生児室の窓越しに生まれたての赤ん坊を初めて見たとき、無知で若輩の私は、しわしわで、頭は細長く、毛もない姿に戸惑いました。しかし、そばにいた赤ん坊の母親は、「かわいいでしょう?」と、しきりに自慢しています。若い父親が女の赤ちゃんに「美し過ぎて」を優しく歌う動画を見て、あの日の光景を思い出しました。うっとり見つめる彼にとって、この子ほど美しい被造物は、この世に存在しないのです。