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Con Campbell

Con Campbell

コンスタンティン・キャンベル博士は、米国イリノイ州トリニティ神学校の新約聖書元教授であり、オーストラリアのムーア神学校にて新約聖書の講師です。新約聖書に関する著書がいくつかあり、著書 Paul and Union with Christは、2014年の米クリスチャニティトゥデイ誌ブックオブザイヤー聖書研究部門に選ばれました。

寄稿一覧 Con Campbell

養子縁組

映画「しあわせの隠れ場所」は、全米アメリカンフットボール・リーグのマイケル・オアー選手の実話です。ある家族がホームレスの少年マイケルを引き取り、学習支援をして、アメリカンフットボールの才能を開花できるように助けます。家族は、共に暮らした数か月の後、養子縁組の可能性について話をします。するとマイケルは、既に家族の一員だと思っていたと答えるのです。

キリストが私たちの平和

修道士テレマクスの死は世界を変えました。4世紀末のことです。東方からローマに来て剣闘士が殺し合う試合を見ると競技場の壁を越えて介入し、激怒した観衆の投石によって殺されました。彼の行動に感動した西ローマ皇帝ホノリウスは、500年つづいた悪しき風習に終止符を打ちました。

主は聞かれる

フランクリン・ルーズベルト米大統領に関する逸話があります。彼は来賓が話を聞かないといって、あるレセプションで実験をしました。握手する人一人ひとりに「私は今朝、祖母を殺しました」と話したのです。すると誰もが「大統領、それは素晴らしい、神の祝福がありますように」と答えました。そして、最後尾のボリビア大使だけが話を聞きました。彼は当惑して「おばあさまは、予期されていたのですね」と小声で応じました。

忠告を聞き入れる

リンカーン大統領は、南北戦争時、ある政治家に忖度して、ひとつの連隊に移動命令を出しました。ところが、陸軍長官エドウィン・スタントンは、大統領は愚かだと言って、その命令を拒絶しました。それを聞いた大統領は「スタントンがそう言うのなら、間違いない。彼はいつも正しいから。もう少し考えてみよう」と言いました。そして、話し合いによって重大な間違いに気付き、躊躇せずに命令を撤回しました。彼は、自分の意見に固執しないことで、愚かでなかったことを証明しました。部下がとなえた異議に耳を傾け、熟慮して自分の意見を変えました。

己の愚かさから学ぶ

オーストラリアのウロンゴンのコンビニに入店した男が、20ドル紙幣をカウンターに置き、両替を求めましたが、店員がレジを開くと、銃を取り出し、中のお金を要求しました。そして、お金を受け取ると、20ドルを置いたまま逃走しました。奪われた金額は、15ドルでした。

御父を知る

言い伝えによると、イギリスの偉大な指揮者サー・トーマス・ビーチャムが、ホテルのロビーで、知っているけれども名前を思い出せない、気品あふれる女性を見かけました。そして立ち話をするうち、彼女には兄がいたとぼんやり思い出し、ヒントを得られるかしらと思って「お兄さんはお元気ですか。今も同じ仕事をされていますか」と尋ねました。すると彼女は「兄はとても元気です。今も国王です」と答えました。

恵みによって強められる

南北戦争時、敵前逃亡は死罪でした。しかし、北軍の最高司令官アブラハム・リンカーンは、ほぼすべての脱走兵に恩赦を与え、処刑は稀でした。この寛大な処置は兵士の脱走を助長すると陸軍長官エドウィン・スタントンは激怒しましたが、リンカーンは、激戦に怖気づいた兵士たちをあわれみました。兵士たちは彼の共感力ゆえに「父なるアブラハム」とリンカーンを慕い、この人のために頑張ろうと奮起しました。