別の質問をする
悲劇に襲われたとき、誰もが「なぜ」と問います。家族を失った人たちは、神に疑問を突きつけます。「こんなひどいことを、なぜ止めてくださらなかったのですか」「誰のせいでこんなことに」「私が苦しんでも何とも思わないのですか」などです。10代の娘を事故で亡くした父親として、私自身も、このような質問を神にぶつけたことがあります。
あの人は誰だ
大学生がイエスをどのように捉えているかを、ケリー・ステインハウスがハーバード広場で調査したところ、学生たちの答えは好意的なものでした。ある学生は、イエスは「弱者の世話をした人だ」と答えました。またある学生は、「かっこよく生きた人だ」と答えました。一方で、「イエスは救い主だとは思わない。ただの人間だ」とか、「『私だけが天国に至る道だ』という宗教は受け入れられない」といって、イエスをシャットアウトする学生もいました。実際、イエスは誰なのかと熟慮する人も、イエスを門前払いする人もいます。
魅力的に見せる
むかし、汽車でリンゴ売りをしていた少年がいました。少年は「リンゴ、リンゴはいかが」と声を上げて、車両から車両へと歩いていきました。ところが、最後尾の車両まで来ても、一個も売れません。袋いっぱいのリンゴが残っているだけでした。
世界の 子供たち
高校生たちが伝道旅行の一環として孤児院を訪問しました。私は引率者でしたが、ひとりの生徒の様子がおかしいことに気づき、どうしたのかと尋ねました。すると、10年前の自分の姿を思い出して辛いのだといいます。
注意深い歩み
ジャマイカで一番好きな場所は、オチョ・リオス近くのダンズ・リバー・フォールという美しい滝です。この滝は渓流瀑(けいりゅうばく)で、大量の水が傾斜のある岩の上を滑るように流れ落ち、カリブ海に至ります。アウトドア好きな旅行者は、ここで滝登りができます。水に浸食されて丸くなった岩を上っていく、爽快な体験です。鋭い傾斜、流れ落ちる水、滑りやすい岩肌というコンディションには危険が伴うので、彼らの足取りはゆっくりです。
イエスについて話す
引退したメジャーリーガーであるトニー・グラッファニーノは現在、ヨーロッパで宣教活動をしています。毎年、彼の宣教団体は1週間のベースボール・キャンプを開催し、その間、毎日聖書の勉強会を行います。主事はキャンプ参加者に、神がおられることを論理的に説明し、神を信じましょうと勧めてきました。このようなことを約13年間してきましたが、救われた人はたった3人でした。
遅すぎる
私は大学で文筆の講義をしていますが、毎年一回生には、課題の提出期限を厳守するように伝えます。次々に与えられる課題を、期限内に提出しなければ及第できないと警告します。しかし、ほとんど毎年、私の言ったことを言葉どおりに取らない学生が現れます。このような学生は、最後の授業が終わったあとで、慌てふためいたメールを送ってきて、するべきことをきちんとできなかった理由を述べたてます。私はこう告げざるを得ません。「残念だけど、遅すぎたよ。君は落第だ。」
神さまは 力持ち
孫娘のケイティは3歳ですが、ある日、ちょっとした神学的見解を述べて両親を驚かせました。「パパもママも死んだ妹がいたんでしょ。それって、神さまが天国に引き上げられたんだから、神さまってすごい力持ちね。」
今でも奉仕
ヴィヴィアンとドンは90歳代半ばの夫婦で、結婚生活は70年以上になります。最近、ヴィヴィアンは失望を体験しました。臀(でん)部を骨折してしまったのです。ふたりは高齢のために体力がなく、以前のように活発な教会生活ができないことを数年前から悲しく思っていました。それに輪をかけての骨折です。この出来事は、ふたりにとって本当に辛いことでした。