自分の役割
孫ふたりがミュージカルのオーディションを受けましたが、手にしたのは「花」の役でした。しかし、ふたりは友だちが大役を射止めたことに興奮していると言います。自分の結果に落胆する以上に、友人の喜びを共有しているのだそうです。
伝道者か農場主か
ある日、兄ビリーと弟メルビンは、飛行機が「GP」と空に文字を描いたのを家の畑から見て思いました。兄は「行って宣べ伝えよ」(Go Preach)、弟は「行って、耕せ」(Go Plow)と神に言われたと解釈したのです。後年、兄のビリー・グラハムは福音伝道に献身し、著名な大衆伝道者になりました。弟のメルビンは家の酪農場を忠実に経営しました。
今、そして、次は
最近、ある高校の卒業式に列席し、来賓の祝辞を聞きましたが、それは卒業証書を授与される生徒たちに気づきを与え、奮起を促すものでした。彼は言いました。今、誰もがあなたたちに次は何をするかと尋ねるでしょう。就職か進学か、どんな仕事か勉強かなどと。しかし、それ以上に重要な質問は、今、あなたたちが、何をしているかです。信仰についても同じで、日々の選択によって、イエスのために生きていくか、自分のために生きていくか、早晩、人生の道が分かれていくでしょう。
自分チェック
最近、第二次世界大戦中に父が母に宛てた手紙を読みました。当時、父は陸軍少尉で北アフリカに駐屯し、軍事機密を守るために兵士の手紙を検閲していました。ウェスト・バージニア州に住んでいた妻への手紙の表に「ジョン・ブラノン少尉によって検閲済み」というハンコが押されていて滑稽でした。何と父は自分の手紙の一部を検閲で削除していたのです。
誉れが消えうせた
娘のメリッサを取り戻すことはできません。学校で楽しそうにバレーボールをする姿を見ていた幸せな日々の記憶は薄れていきます。彼女のはにかんだ微笑みを思い浮かべることも、時には難しくなりました。メリッサが17歳でこの世を去ったとき、彼女の存在という私の喜びに幕が下ろされたのです。
どう再建するか
ひとりの高官が、夜中、馬にまたがり、待ち受ける仕事の視察に出かけました。一面の廃墟。城壁は壊され、門は焼失しています。がれきで馬が通れない場所さえありました。彼は落胆して戻りました。町の役人に状況を報告する段になると、「あなたがたは、私たちの当面している困難を見ている」(ネヘ2:17)と話し出し、町は廃墟となり、町囲みは破壊され、役に立たないと語りました。しかし次には、困惑した市民たちに「私に恵みを下さった私の神の御手のこと…を、…告げた」のです。人々は即座に「さあ、再建に取りかかろう」と応じ(18節)、それを実現しました。
失語症の人
べリーズの老人ホームを慰問した高校生たちの賛美を車いすの男性が嬉しそうに聴いていました。歌い終えてその人と話そうとすると、脳梗塞の後遺症で会話ができないと分かりました。おしゃべりができないならもっと歌ってあげようと歌い出すと、驚くことが起こりました。失語症の男性が、歌い始めたのです。呂律が回らないながらも元気よく、生徒たちと一緒に「輝く日を仰ぐとき」を歌いました。
神を求める
夢のために頑張る人の姿は感動を与えます。知り合いの若い女性は最近、大学を3年で卒業しました。献身的に学ばなければできないことです。また、欲しい車を買うために仕事を掛け持ちして、それを成し遂げた人、毎週100人の新しい人に会うことを目標にしている営業マンも知っています。
目的とゴール
冒険家コリン・オブレイディは2018年、世界初の単独、無支援の南極大陸横断に成功しました。スキーをはき、荷物を積んだそりを引いて54日間で約1,500キロを踏破しました。途方もない勇気と献身の旅です。