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David C. McCasland

David C. McCasland

デービッド・マッカスランド氏は、1995年から「デイリーブレッド」の著者に加わりました。Discovery House Publishersから著書が出版されています。マッカスランド氏は、妻ルアンとともにコロラド州に住んでいます。二人には、4人の娘と6人の孫があります。

寄稿一覧 David C. McCasland

両手を広げて

ベティ・フォード元アメリカ大統領夫人の葬儀で、息子のスティーブンはこう言いました。「母は愛と慰めに満ち、誰よりも先に手を差し伸べてくれる人でした。19年前、アルコールに溺れていたとき、母から最も素晴らしい贈り物をもらいました。それは、どのようにして自分の人生を神に明け渡し、神のあわれみを受け取ればよいのか、という教えです。私は母の腕の中で、自分が帰還した放蕩息子であると感じました。母を通じて神の愛を体験しました。それは素晴らしい贈り物でした。」

ある青年が父親に財産の分け前を求め、放蕩し、不面目にも帰宅したというイエスのたとえ話があります。そこで驚かされるのは、その父の反応です。聖書は語ります。「ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけした」(ルカ15:20)。この父親は、諭したり、罰したりするのではなく、祝宴を催すことで、自らの愛と赦しを息子に表しました。何故でしょう。それは「この息子は、死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかった」からでした(24節)。

スティーブン・フォードは、追悼の辞をこう締めくくりました。「母さん、神が示されたように、みんなを愛してくれてありがとう。父さんと僕たち子ども、そしてアメリカ国民を愛してくれてありがとう。」

大きく両手を広げ、ご自分に立ち返るすべての人を受け入れてくださった神のように、私たちも人を受け入れ、人に親切にできるように、神に助けていただきましょう。

目撃者の証

ザ・デイ・オブ・ディスカバリー(RBCミニストリーズ制作)が、テレビの伝記番組を作るとき、制作スタッフはその人をよく知る人に会って思いを語ってもらいます。そのインタビューは、スタッフにとって祝福です。この番組は長年にわたって続いているので、私たちは「炎のランナー」のモデルと言われるエリック・リデル師と中国の捕虜収容所で同室だった男性や、第二次大戦中にC.S.ルイス宅に下宿していた当時10代だった女性、また黒人奴隷の子として生まれながらも米国の農業に大きな業績を残したジョージ・ワシントン・カーバー博士がアメリカ南部を講演旅行した際の運転手などに会って、話を聞きました。この人たちはみな、それぞれの特別な思い出を生き生きと語ってくれました。

十二使徒のひとり、ヨハネは、晩年に書いた手紙の冒頭で、自分はイエスの共同生活者であり、イエスの生き方や御業の目撃者であると述べ、「このいのちが現れ、私たちはそれを見たので、そのあかしをし、あなたがたにこの永遠のいのちを伝えます。すなわち、御父とともにあって、私たちに現された永遠のいのちです」と記しています(Ⅰヨハ1:2)。また手紙の目的を「あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです」(3節)、「私たちの喜びが全きものとなるためです」(4節)と記しました。

目撃者である使徒たちの証言は、私たちを信仰に導いてくれます。私たちは、彼らのように自分の目で見ていなくても、信じることができます。

小休止

バルセロナから車で2時間ほど北にあるレストラン「エル・ブリ」は人気店で、6カ月先の予約まで一杯です。ところが、オーナーシェフのフェラン・アドリアは、多数の賞に輝いたこの店を2年間閉めることにしました。スタッフと一緒に将来のことをゆっくりと考え、革新的な計画を立てるためです。アドリアはヘミスフィア・マガジンの取材に答えて「いくつもの賞を取っているのになぜ変革するのか」と質問され、「毎日15時間も働いていたら、創造的なことはほとんどできません」と答えました。この人たちは、成功のただ中にあって最も大切なものを優先し、それに十分な時間を取ろうとしていたのです。

紀元1世紀のアンテオケの教会は、「…大ぜいの人が信じて主に立ち返った」(使11:21)ために、驚異的な発展をとげました。バルナバは新しく信じた人たちを教えるために、サウロ(後のパウロ)をタルソから連れて来ました(25-26節)。彼らは熱心に奉仕しましたが、それと平行して祈りと断食の時間をとって、主のみこころを求めました(13:2-3)。そのような中、神はアジヤに福音を伝える計画を彼らにお示しになりました。

フェラン・アドリアのように、考えたり計画したりするために2年間休業できる人はまれですが、どんな人でも熱心に祈る時間を生活の中に組み入れることはできます。神に向かって心を開いて熱心に祈るなら、神に栄誉をもたらす人生の歩みや奉仕が何であるかを、主は必ず示してくださいます。

 

死を考えることの力強さ

新年の計画や抱負について考えるとき、敬虔な先人たちのアドバイスがあります。それは、考えたくない事実、つまり、自分の死について考えてみなさいというものです。

神からのメッセージ

レイ・トムリンソンは1971年、人がコンピュータを介して対話する方法をいくつか試していました。彼はネットワークを通して、自分のコンピュータから別のコンピュータにメッセージを送ったのですが、これが世界で最初のEメールです。数十年経た現在、毎日10億通以上のEメールが送信されています。

恵みのとき

イギリスのケンブリッジにあるキングスカレッジの礼拝堂で行われるクリスマス・イブ礼拝は、BBCラジオで生中継されますが、私は毎年それを聴くことを楽しみにしています。「9つの朗読とキャロルの祭典」と呼ばれるこの礼拝は、聖書朗読、祈り、そして賛美から成る非常に感動的な礼拝です。ある年、壮大な礼拝堂を出ていく会衆の姿を表現したアナウンサーの言葉にはっとさせられました。

若僧

ダレル・ブリザードは高校を卒業すると、自分が育った養護施設を出てアメリカ陸軍の航空隊に入りました。当時は第二次世界大戦の最中だったので、彼は平時ならもっと年上で経験豊富な人が担う任務につきました。彼は後年、取材に答えて、戦闘機B-17のパイロットになる前に操作した最大のものは4頭のラバをつないだ鋤だったと話しました。

ますます

今日、不況が続く世の中でこだまする声は「縮小、縮小」です。政府は財政を切り詰めるよう求められ、人々はエネルギーの消費を控えて、限られた資源を大切にするよう促されます。それは誰もが傾聴すべき良いアドバイスです。しかし、信仰の世界においては、愛と恵みと力は不足することはありません。ですから、クリスチャンである私たちは神の愛をますます行動で示すよう促されています。

富のチャレンジ

私が家族とケニアに住んでいた1980年代のことです。あるとき、ナイロビに住む若い女性をビクトリア湖畔に住む両親の所に車で連れて行ってあげました。途中、キスムという町で宿泊する予定のホテルに立ち寄りました。ベッドが二つある普通サイズの部屋でしたが、彼女は「5人しかいないのに、こんなに広い部屋に泊まるの?」と言いました。