寄稿者

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Elisa Morgan

Elisa Morgan

モーガン氏はこれまでに、子育て、霊的人格形成、伝道をテーマに15を超す著書を手がけました。代表作に、「ママのためのデボーション聖書」「満ち満ちた美しさ~神がご覧になる私」などがあります。現在、「本当に」というタイトルでブログを公開中です(elisamorgan.com注:英語のみ)。MOPSインターナショナルという小さな子を持つ母親のサポートネットワークで20年間取締役を務めました。モーガン氏の夫エバンはデイリーブレッド・ミニストリーの国際部の重役のひとりでます。ふたりはコロラド州デンバー在住で、近所に成人した子どもふたりと孫ふたりがいます。

寄稿一覧 Elisa Morgan

旅立ちを呼びかける声

若い頃、高校時代の彼と結婚すると思っていました。しかし、別れてしまい、漠然とした未来が広がっているようで、何をすべきか悩みました。やがて、他者に仕えることで神に仕えるように導かれていると感じ、神学大学院に入学しました。それは、自分の家族や友人、故郷を後にするということでした。神の召しに応えるために、旅立たなければならなかったのです。

刺し通された愛

電話もメールもしました。そして今、門の前に立っていますが、返事はありません。カーラの兄は、うつ病と依存症から引きこもっていました。カーラは何とかしたいと兄の好物に元気の出るみことばを添えて、門の上から中に降ろそうとしましたが、忍び返しに袋が引っ掛かり、中身が地面にこぼれました。思いやりの品は無駄になったのでしょうか。兄が気づき、彼女の思いは伝わるでしょうか。カーラには、希望を捨てずに兄の癒しを祈ることしかできませんでした。

きよい器

米国の第41代大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ氏の葬儀で弔辞を述べたアラン・シンプソン元上院議員は、憎しみは己を入れる器を蝕むと語りました。そして、公私両面で憎悪にとらわれず、愛やユーモアを大切にしていた親友を偲びました。彼の言葉は、私たちにも当てはまります。憎しみにとらわれてしまうと、自分が壊れていきます。

「はい」のつらなり

昔、祖母からクリスマスに真珠の首飾りをもらいました。ある日、首元で輝いていたネックレスの糸が切れ、真珠の玉が四方八方に飛び散りました。私は床をはって拾い集めました。一粒はこんなに小さいのに、つらなると何と美しいことでしょう。

うるわしい重荷

まだ30分も眠っていないのに、真っ暗な中、目が覚めました。すぐには寝付けないでしょう。友人の夫に癌が再発したと知らされたのです。今度は脳と脊椎です。彼らを思って苦悶しました。何という重荷でしょう。しかし、夜通し祈りつづけて、平安な気持ちになりました。友人夫婦のために「うるわしい重荷」を担うと感じたのでしょうか。

傷跡の物語

幼い頃、裏庭のパンジーの上を飛び回る蝶々を捕まえようと思いました。急いで台所に入り、ガラス瓶を掴んで戻ろうとしたとき、つまずいて転び、コンクリートの床に叩きつけられました。ガラス瓶が手首の下で割れ、18針も縫うひどい傷を負いました。手首を横切る毛虫のような傷が、今も残っていて、傷と癒やしの両方を、私に教えています。

いつまでも残るもの

トーマス・エジソンは、世界初の白熱電球の実用化に成功し、ジョナス・ソークは、命を救うポリオワクチンを開発。エミー・カーマイケルは、今も愛される賛美歌を数多く作りました。あなたはどうですか。この世に生を受け、人生を何のために使いますか。

御名を物語る

絵で見る聖書物語を開き、孫と読み出すと、ふたりとも引き込まれてしまいました。本を閉じると「すべてのお話はイエスの御名をささやいている」という副題に気づきました。

棒の絵の教訓

カウンセラーをしている友人が紙に棒を描き、それを「本当の自分」とすると言いました。次に、その棒を外側から囲む線を描き、それは自分の外づらだと言いました。そして、そのふたつの違いが、私たちの誠実度だと語りました。私は自分のことを考えました。どれほど正直で誠実だろうかと。