愛に支えられて
膝の上に乗った4歳の孫が、私のはげ頭を触りながらまじまじと見つめています。「じいちゃんの髪はどうなったの?」私が「だんだん無くなったんだよ」と笑って答えると、彼は神妙に「それは困ったね。僕の髪をちょっとあげなくちゃ」と言いました。私は、孫の優しさに笑顔で応じながら、彼をぎゅっと抱き寄せました。後日、このやり取りを思い出しました。そして、神の惜しみない犠牲的な愛について考えました。
時を大切に
ノース・カロライナ大学の古文書館が所蔵する懐中時計の針は、 8時19分56秒で止まっています。それは、持ち主のエリシャ・ミッチェル教授が、1857年6月27日の朝、アパラチア山脈で滝に滑落して亡くなった時刻でした。当時、ミッチェル氏は、現場付近の山がミシシッピ川の東側で最高峰であると証明するために、データの収集をしていました。後にそこは彼の名にちなんでミッチェル山と名付けられ、滑落現場近くの山頂に彼の墓があります。
証人の跡
古い振り子時計の修理をしていた職人が「ほら」と言って、懐中電灯で小さな傷を照らしました。「証人の跡」と言われるもので、100年以上前の修理でつけられたかもしれない傷だそうです。
神によって力づけられた
作家志望でホテルの皿洗いをしていたラングストン・ヒューズは、1925年、憧れの詩人バチェル・リンゼイが宿泊していると知り、自作の詩を書いた紙を彼の部屋の扉の下からそっと差し入れました。リンゼイは、その詩を絶賛し、朗読会で披露しました。ヒューズはリンゼイに励まされて奨学金を得て大学に入り、成功の第一歩を踏み出しました。
神に頼る
ハリエット・タブマンは奴隷の家庭に生まれ、読み書きができませんでした。残虐な主人のせいで頭部にけがを負い、生涯、後遺症に苦しめられました。しかし、逃亡奴隷となった後は、300人もの奴隷を救出するために神に用いられ、救出された人たちから「モーセ」と呼ばれました。
愛の偉大な贈り物
息子のジェフは、路上に放置された歩行車に気付き、困っている人がいたら大変だと思って辺りの様子を見にいきました。すると、店舗の陰に倒れているホームレスの男性を見つけました。大丈夫かと尋ねると、「酒を死ぬほど飲んだ。テントが壊れてすべてを失った。もう生きていたくない」と話しました。
愛が絶えないとき
一緒に海に行くとき、祖父は必ず腕時計を家においていったと、サンドラは語りました。ある日、その理由を尋ねると、「おまえと一緒にいる時がとても大切だと知ってほしいからだよ。一緒にいるときは時間にとらわれたくないんだ」と微笑んだそうです。彼の葬儀で披露された大切な思い出です。誰かが自分のために時間を作ってくれると、自分が大切にされていると感じます。そのことを思い巡らすと、次のみことばが心に浮かびました。
ライオン、小羊、救い主!
ニューヨーク公共図書館の入口に2体の堂々としたライオンの大理石像が、1911年の竣工時から立っています。元々の名は図書館の創立者にちなみ、レオ・レノックスとレオ・アスターでしたが、大恐慌時代に市長のフィオレロ・ラガーディアによって、不屈の精神を意味するフォーティチュードと忍耐を意味するペイシェンスに改名されました。それが当時を生き抜くために必要だと考えたのです。
谷をともに歩む
英国の奴隷制度を廃止させたウィリアム・ウィルバーフォースの叔母ハンナは、死の床で知り合いの死について述べた手紙を残しています。「あの親愛なる方が、栄光の内に、彼の愛してきた見えないお方、イエスのご臨在の中に今いるとは、何と幸いなことでしょう。私の心は喜び踊っています」。そして、自身の状況については、「良くても、悪くても、どんなときでも、イエスは、いつも通り素晴らしい」と記しました。