寄稿者

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Jennifer Benson Schuldt

Jennifer Benson Schuldt

ジェニファー・ベンソン・シュルツ氏は、2010年に「デイリーブレッド」の著者に加わりました。Our Daily Journey(若者向けデボーションガイド)の著者およびブロガーでもあります。夫ボブとふたりの子どもたちとともに、シカゴ郊外に住んでいます。

寄稿一覧 Jennifer Benson Schuldt

重荷を下ろす

大学生の頃、シェイクスピアの作品を学んだ時期がありました。教科書はその全作品を網羅した重さ数キロの大きな本でした。授業のある日は、それを何時間も背負って学内を移動します。それで腰を痛め、やがてカバンの金属製のファスナーも壊れてしまいました。

イエスにとどまる

バルソラ・バプテスト教会は火事で焼け落ちました。火の勢いが収まると人々が集まりました。煙がくすぶり、灰が舞う中、驚いたことに焦げた十字架が真っすぐ立っていました。消防士は言いました。「建物は焼失したけれども、十字架は残りました。それを見て、教会とは会衆のこと、教会堂は単なる建物だと改めて思わされました」

力を新たにする

鷲のつがいが木の上に大きな巣を作りました。やがて、数羽のヒナが生まれ、親鳥たちはかいがいしく子どもたちの世話をしていました。ところが、片方が、車にはねられ死んだのです。残された親鳥は、数日間、死んだパートナーを探すかのように、近くの川を上ったり下ったりしていましたが、最終的には巣に戻り、子育ての全責任を引き受けました。

うそと真理

ヒトラーはうそは大きい方が良いと信じていました。信念を実行し、悲惨なことに、首尾よく成功しました。駆け出しの頃は、自分は裏方で十分と言い、政権を握ると、誰も迫害しないと言いました。その後、徳のある父のような指導者のイメージをメディアを通して広めたのです。

キリスト者の協働

ミクロネシアのある島に3人の遭難者がいました。当時は感染症のまん延で接触制限があったので、彼らの救援にはチームワークが必要でした。第一発見者のパイロットは、近隣にいたオーストラリア海軍の船に無線で連絡し、その船から2機のヘリコプターが、水や食料、医薬品を遭難者に届けようと飛び立ちました。次に、アメリカ沿岸警備隊が彼らの無事を確認して無線機を届け、最後に、ミクロネシアの警備艇が彼らを最終目的地まで送り届けました。

イエスに対する情熱

ヘンリーはかばんの中から使い込まれた聖書を取り出し、みことばの分かち合いをしないかと言いました。隣人になって間もない頃です。私たちがうなずくと、彼は聖書をめくり、マーカーを引いたみことばと、それらに関する熟考を記したノートを見せてくれました。関連資料の一覧もパソコンで作ったといいます。

謙虚なスター選手

大学バスケットボールのスター選手が、試合後、会場の従業員と一緒にゴミを拾っていました。ファンがその動画を投稿すると8万人以上が視聴し、「最も謙虚な人の一人」という賞賛もありました。彼は当然、仲間と一緒に帰り、自分たちの成果を祝うことができました。にもかかわらず、誰にも顧みられない役目を自ら進んで担いました。

ささやきしか聞いていない

ニューヨークのグランドセントラル駅には、喧騒(けんそう)の中でも安らげる「ささやきの回廊」と呼ばれる場所があります。そこでは、通路の一方のアーチの基部に立って御影石の壁にささやくと、約10メートル離れた通路の反対側の壁で聞いている人に伝わります。音波が湾曲した石の上を伝わって届くからです。

自然を通して神を知る

アマツバメの動きを模して羽ばたくドローンを国際的な研究チームが開発しました。しかし、アマツバメには未だ遠く及びません。この鳥は、時速150キロで飛び、ホバリングや急降下、急旋回、急停止ができるのです。鳥は「信じられないほど速く飛び、翼を畳み、ねじり、羽毛の隙間を開き、複数の筋肉を使ってエネルギーを節約します」と研究者は語ります。彼らの羽ばたきドローンは未だ「生物の飛行の10パーセント程度」しか再現できていないといいます。