生涯をささげるファン
オクラホマ州に住む12歳の少年ケード・ポープは、全米フットボール連盟(NFL)の全32チームに手紙を送りました。そこには手書きで、「僕たち家族はアメフトが大好きで、毎週、ゲームを観戦しています。僕は今、生涯応援するチームを決めようと思っています」と書かれていました。NFLのカロライナ・パンサーズのオーナー、ジェリー・リチャードソンは、その手紙に手書きの返事を送りました。まず、「君が生涯応援してくれるチームに、私たちが選ばれるなら光栄です。私たちは、君が誇れるようなチームになります」と書き、つづいて、数名の選手を紹介しました。リチャードソンの手紙は、親切で心がこもっていました。また、ケード少年が受け取った唯一の返信でした。当然ながら、ケード少年は、カロライナ・パンサーズの忠実なファンになりました。
賛美と願い
犯罪に手を出すリスクのある若者を助ける「ティーン・チャレンジ」という働きが、ニューヨークで生まれました。その原点には、非常に献身的な祈りがあります。創立者のデイビッド・ウィルカ-ソンは、自宅のテレビを売って、テレビを見ていた夜の2時間を祈りにささげました。そして数か月後、彼は、この働きへの明確な導きを得ただけでなく、賛美と願いのバランスを学んだのです。
力を抜く
太陽がギラギラとプールに照りつけています。ずっと泳いでいる生徒たちに、インストラクターがこう言っているのが聞こえてきました。「みなさん、疲れてきましたか。水の深いところで疲れてきたら、力を抜いて浮いてみてください。」
お情け
学校から帰った息子が、青い目を輝かせて、嬉しそうに答案用紙を見せました。それは、赤い星の印が付いた100点の算数のテストでした。ところが息子によると、先生が「終了」とおっしゃったとき、まだ解けていない問題が3つあったと言います。私は不思議に思って、「それなのに、なぜ満点だったの」と尋ねました。すると息子は、「先生は、『お情け』だって言ってたよ。僕が全部やり終わるまで待ってくださったよ」と答えました。
倒れるリスク
友人のイレーヌは転んで怪我をし、入院したところ、派手な黄色い腕輪を付けられました。そこには「転倒リスク」と書かれています。つまり、「この患者に気をつけてください。歩行が不安定なので、移動には付き添いが必要です」という意味です。
不完全
デイビッド・ナセルは自著「火の中を走り抜ける」で、自らの信仰の旅を語ります。まだ救われる前の中高校生の頃、数人のクリスチャンと友だちになりました。ある時、そのひとりがガールフレンドに嘘をつきました。ところが、その生徒は罪悪感にさいなまれて嘘をついたと告白し、彼女に赦しを請いました。ナセルは、この一件でクリスチャンの友人への親近感が増したと語ります。彼は自分と同じように、クリスチャンにも神のあわれみが必要だと分かりました。
イエスは分かってくださる
寝付きの悪い子どもがいます。その理由はさまざまですが、私の娘は、部屋から出ていこうとした私に「真っ暗だとこわいから」と言いました。私は娘をなだめ、常夜灯をつけたままにしました。部屋にお化けはいないと安心させるためです。
必要以上に与えられる
英国の田舎のとある野原に、G.K.チェスタートンは座っていました。そして突然立ち上がると、大笑いしました。牛たちは、そんな彼をけげんそうに見つめました。
過去を捨てて
クリス・ベーカーの仕事は、悲惨な生活の象徴だった入れ墨を芸術作品に変えることです。人身売買の被害者や闇の組織の一員になっていた人は、特徴的な名前や記号などを身体の一部に彫られています。クリスは、そのタトゥーの上に新しい絵柄を施し、美しい芸術に変えるのです。