根拠のない不安
ジュリアは、不幸な子ども時代の経験から、大切な人に捨てられると感じます。しかし、祈りとカウンセリングによって、より健全な方法で対処できるようになりました。「愛してる、決して離れない」という夫のショートメッセージを度々見返します。夫の愛という光に照らして、自分の不安を見るようにしていると語ります。「彼の言葉にうそはないから、そのまま受け取る」と自分に言い聞かせています。
神に支えられて
父が退院して在宅介護が始まりました。栄養補給の管につながれ、寝たきりで、24時間のケアが必要です。私は母の胃の手術の準備もあり、仕事ではくせ者の顧客に悩まされ、精神的に参っていました。ある日トイレで一人「父よ、助けてください。今日一日、そして明日も明後日も、生き抜く力を与えてください」と涙ながらに訴えました。
最優先事項
全国規模の牧師集会のメインスピーカーに迎えたいと著名な団体から依頼され、ホセは「祈ってお返事します」と答えました。結局、断り、友人にこう言いました。「私が今、神に召されていることは、本の編集だよ。説教準備には多大な時間が必要だから、その仕事がおろそかになる。だから、あの依頼は断ったよ」
神は最善を知る
めいの病気に効く自然療法のことを聞いたのですが、彼女の母親は、娘の病歴から、副作用のことを心配しました。説得しようかと思いましたが、結局、何も言いませんでした。めいのことがどんなに心配でも、まだ未成年ですから、母親の意見を尊重するしかありません。
神の愛は尽きない
高齢で病気の父親を在宅介護することになり、ジョシーの生活は激変しました。また父の薬は高額でした。フルタイムで働きながらの介護、病状の悪化に伴う数々の決断に、彼女は疲弊していきました。「どうすれば体力と知恵、周りの支援、そして父に対する愛を絞り出せるのだろう」と思いました。
文句ではなくお願いを
アレックスが高額な歯の治療費のために祈っていると、予想に反して保険でカバーされると告げられました。しかし、保険外の治療も必要で、その費用の捻出は困難です。彼はその状況にやり場のない怒りを感じました。ところが、請求書の支払期限の日、親戚から突然、現金書留が届きました。アレックスは自分を恥じたと言います。「保険でカバーされた時、神の介入を体験したはずでした。文句を言わずに、神に助けを求めて祈るべきでした」
神の計画に従う
私はプロジェクトが失敗しないかと心配で仕事に集中できませんでした。不安の根源は自尊心です。自分のプランと段取りは最善だと自負していたので、それを否定する結果は受け入れられません。しかし、私のプランは神のご計画かしら、という疑問が頭をよぎりました。
そこに神の愛がある
ベンは子どもの頃、「大きくなったら何になりたい?」と聞かれると「デイブみたいになりたい」と答えたそうです。兄のデイブは、スポーツ万能で、友だちが多く、成績も優秀でした。一方、ベンは、運動音痴で内向的、学習障害もあったそうです。「僕はデイブと仲良しになりたかったけど、彼は違っていた。僕のことを『つまんないやつ』だと言っていた」と語ります。
神の約束
認知症は人生の記憶を奪う残酷な病気です。過去の記憶を失っていく父を見るのはつらいことでした。しかし、ある夜、夢を見ました。神のご配慮だと信じています。夢の中で、神は小さな宝石箱を持っておられ、父の記憶は全てそこに保管されていて、父が天国に来たときに返すのだと言われたのです。