賢い忠告
私は仕事をしながら神学大学院に通い、当番制のチャプレンや教会の奉仕もして多忙でした。父に身体を壊すよと言われましたが、意に介しませんでした。父の世代は目標設定というものを知らないと思ったのです。私は病気にこそなりませんでしたが、心が干からびたようでうつっぽくなりました。自分を大切に思ってくれる人の忠告に耳を傾けるべきだと学びました。
私たちの時間を償う
母は結婚のために大学進学をあきらめました。1960年代のことです。しかし、家庭科の教師になる夢を捨てきれませんでした。3人の子どもを授かった後、学士の資格はないものの、ルイジアナ州の保険局で栄養士補佐の仕事に就きました。それは、健康的な食事のメニューを実際に料理して見せる家庭科の教師のような仕事でした。母は自分の人生を振り返り、神は彼女の祈りを確かに聞いて、心の願いをかなえてくれたと語りました。
手本にならって
パンデミックの最中、24時間ズンバがオンラインで開催され、世界各地で何十万の人々が、色々な国のインストラクターについて同時にフィットネスをしました。なぜ、そんなことができたのでしょう。ズンバは1990年代半ばにコロンビアで生まれましたが、インストラクターの言葉を介さず、その動作だけを見てついていくエクササイズなのです。
巧の手
マイアミビーチのある店が、1952年、「壊したら買い取ること」と張り紙をしました。不注意な客が商品を壊すことを防ぐためです。今では多くの店が同様の警告をしています。
エッチアスケッチの赦し
子どもの頃に時を忘れて遊んだおもちゃ「エッチアスケッチ」は、赤い縁の長方形の不思議なスクリーンで、下につまみがふたつあります。一つを回すと横線が、もう一つを回すと縦線、両方を回すと、斜め線や円、そして好きな形が描けました。しかし、魔法のような不思議さは、その上下を逆さまにして元に戻すと、描いたものが全部消え、真新しくなるところです。