寄稿者

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Keila Ochoa

Keila Ochoa

ケイラ・オチョア氏は夫とふたりの子どもの 4 人家族です。 メディア・アソシエイト・インターナショナルが提供する世界各地の作家育成に関わりつつ、 自身も著書を執筆しています。

寄稿一覧 Keila Ochoa

壊れやすい贈り物

壊れやすい物を送るとき、「こわれもの注意」と書いた赤いラベルを貼って注意を促します。神から私たちへの贈り物も、壊れやすい器に入っていました。何と、赤ん坊です。私たちは最初のクリスマスを絵に描いたような美しい情景だと思いがちですが、子どもを産んだことのある人なら誰でも、そんなことはないと言うはずです。マリヤは疲れ切っていたでしょう。また、不安だったことでしょう。初産の上、不衛生な場所での出産でした。マリヤは赤子を布にくるんで、飼葉おけに寝かせました。宿屋には彼らのいる場所がなかったからです(ルカ2:7)。

忠実なしもべ

マダレノは、れんが職人です。月曜から木曜日までは壁を造ったり、屋根の修理をしたりします。寡黙で働き者で、信頼できる人です。そして金曜日には山岳地に行き、日曜日まで聖書を教えます。彼は部族語のナワトル語を話すので、その人たちに福音を伝えることができます。今、70歳ですが、現役で家造りにかかわり、神の家族を築くことにも尽力しています。今までに野宿したこともあります。車が事故に遭ったり、転落したりして、命の危険にさらされたこともありました。迫害されて町を追い出されたこともあります。しかし、マダレノは神から召されたと信じているので、喜んで仕えています。神を知ることがどんな人にも必要だと信じ、奉仕に必要な力は、神からいただくのだと確信しています。

私たちとともに私たちの内に

息子が幼稚園に入園しました。登園初日、彼が泣いて嫌がったので、私たち夫婦は「パパとママは、いっしょに幼稚園にいけなくても君のために祈っているよ。それに、イエスさまがいっしょにおられるでしょう?」と言いました。しかし息子は、「でも、イエスさまは、見えないもん」と応えます。そこで夫は彼を抱きしめ、「イエスさまは、君の中におられるよ。君は決してひとりじゃないんだ」と言いました。すると息子は自分の胸に手を置いて、「うん、イエスさまはここにおられる」と言いました。

わずかな残り時間

友だちが仕事で近くまで来ましたが、彼のスケジュールはぎっしりつまっていました。重要な会議づくめの大変な一日を終えて、夜遅くに我が家に来てくれ、半時間ほど簡単な夕食をともにしました。この交わりはとても嬉しかったのですが、お皿を見つつ、私は彼のわずかな残り時間しかもらえなかったと思いました。

心の中にたくわえるもの

電子書籍で雑誌を読むのに慣れてきました。森林保護に貢献していると思うと気分もさわやかで、雑誌が郵便で届くのを待つ必要もありません。でも、ツルツルしたページの感触や、好きなレシピを切り取る楽しみがないのは寂しいと思うこともあります。

人生の歌

音楽の聴き方は立場によって違います。例えば、作曲家は心の中にすべての音を聴きます。演奏者は自分の音をしっかり聴きます。そして聴衆は、感性でそれを楽しみます。

なるほど!

友だちが会ったばかりの男性のことを「あなたにピッタリよ」と言いました。その人は親切で、優しい目でにっこり微笑むと言います。そして会ってみると、彼女の言うとおりでした。その男性は今では私の夫です。なるほど!どうりで彼が大好きなわけです。

神のご計画

軍隊を率いる司令官には全体を包括した戦略があるかもしれませんが、それでも個々の戦闘に対して、具体的な指令を上から受けて部下に出さなくてはなりません。40年の荒野の旅を経て、神の民は約束の地に入ろうとしていました。神は民の指導者としてヨシュアを立てられましたが、ヨシュアは、上記のことを学んでいかなければなりませんでした。

一歩一歩

私の娘は歩き始めたばかりです。まだ足取りがおぼつかないので、私の指にしがみついて歩きます。彼女は転ぶのを怖がりますが、私がそばにいて支えるので大丈夫です。私に支えられて歩く娘の目は、安心と幸福、そして感謝で輝いています。しかし時々、危ない方向に行こうとするので、「そっちはダメよ」と抑えると泣いてしまうのです。ママは自分を守ろうとしている、ということが分からないからです。