寄稿者

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寄稿一覧 Kenneth Petersen(ゲスト寄稿者)

イエスを見る

生後4カ月のレオは、生まれつきの視覚障害があって、両親の顔を見たことがありません。しかし、特別な眼鏡が処方されました。父親が投稿したビデオを見ると、その眼鏡を初めて掛けたレオの目は、焦点が徐々に合っていきます。そして、初めて母親の顔を見るや、満面の笑みがこぼれました。かけがえのない瞬間です。

あなたはどなたですか?

ルイス・ロドリゲスはコカインを売って16歳で服役し、成人すると今度は殺人未遂で無期懲役となりました。しかし、神はその只中で彼に語られました。ルイスは、信仰深い母に連れられて教会に通っていた少年時代を思い出し、神に捕えられたと感じて、己の罪を悔い改めキリストを信じました。

人生の意味

ローマ兵マルクス・ルーファスは、アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説の登場人物です。マルクスは「秘密の不死の川」の水を飲みましたが、やがて、不死は思ったほど良くないと気付きました。人生は限りあるからこそ意義があると分かったのです。実際、人生に意味を与えるものは死です。マルクスは、解毒剤となる清い水を飲みました。そして、いばらのとげで手を引っかくと、1滴の血が滴り、彼が死を取り戻したことを示しました。

神の愛

カリフォルニアの実業家、フレデリック・レーマンは、1917年、経済的な大打撃を受ける中で賛美歌(新聖歌31番または教会福音讃美歌24番)を作詞しました。最初の2連はすらすら書けましたが、3連で行き詰まりました。彼は、刑務所の壁に書かれていたといわれる昔の詩を思い出しました。神の愛を深く悟った囚人が壁に刻んだものです。その詩は、偶然にも彼の詩と同じ拍だったため、それを採用しました。

寿命

フランスの研究者たちは困っていました。115歳のジャンヌ・カルマンのデータ処理ができません。1990年、ソフトを作ったプログラマーは、そんな長寿の人を想定していなかったので、彼女のデータを入力できなかったのです。実際、ジャンヌは122歳まで生きました。

種を蒔く

植物学者ウィリアム・ビールは、1879年、20本の瓶にいろいろな植物の種子を詰めて地中に埋めました。種子生存率実験を試みたのです。20年ごとに1本の瓶を掘り出し、中の種を蒔きます。そして、どの種が発芽するかを見るのです。

幸いな旅路

アメリカのアリゾナ州にホワイ(意味は「なぜ」)という町があり、東に行くとテキサス州のアンサートン(意味は「不確実」)。そこから北東に進むと、テネシー州のディスマル(意味は「散々」)。さらに北東に進むと、ペンシルベニア州パニックに到着します。これらは実在するアメリカの地名ですが、こんな町を巡る旅をしたい人がいるでしょうか。

神の良い働き

チャールズ・スポルジョンは、幼い頃から教会に行っていましたが、10代の頃には神を信じられなくなり、自身の言葉によれば「反抗」しました。しかし、16歳のある夜、吹雪を避けて小さな教会に入ったとき、そこで聞いた説教が自分に語られたように感じたそうです。その瞬間、神はスポルジョンを捕らえ、彼はイエスに人生をささげました。

仕えるために結び合う

自給自足で暮らすアーミッシュの村では納屋の建設は共同事業です。自分の家族だけなら数ヶ月かかる仕事を村民総出で素早くやってのけます。建材などを事前に準備した上で日時を決めると、村中の人が集まり、作業分担をして共に働きます。納屋は1日で完成することさえあります。