キリストをしっかり見る
子どもの自転車の練習に付き合うのは大変だ、とアンドリューは思いました。5歳の息子は毎回斜めに走って行き、倒れてしまいます。父は、見る方向のせいだと気付いて言いました。「あの木をしっかり見て、こいでみて」。その通りにすると、息子は真っすぐに、どんどん進んで行きました。
時宜にかなって仕える
マークはケイラブの信仰と生活面の成長のために、何年も自発的に彼に関わってきました。ところが、牧師がケイラブの指導役に他の人を任命し、「ついにケイラブに相談相手ができた」と発言しました。それを知ったマークは、「長年、僕がしてきたことは何だったんだ?」とがくぜんとしました。報酬とか承認を求めていたわけではありません。けれども傷つきました。
手放し、委ねる
サラはボルダリングの練習中、壁の高いところで動けなくなりました。クライミングホールドをつかんでいる指が疲れてきて、これ以上無理です。地面に叩きつけられてしまうとパニックになりかけました。しかし、安全確保の役目を担う「ビレイヤー」でもあるインストラクターが、下から大丈夫と何度も声を掛けました。サラのハーネスに結ばれたロープの端は滑車を通して彼につながれています。もし、サラが落ちても彼の体重で支える仕掛けになっているのです。彼は大声で「僕は君よりずっと重いんだ!手を放してごらん」と呼びかけました。そのとおりにすると、身体が壁から離れて安全に宙づりになりました。
神の約束にすがる
昼休み、皆の机の上に部長からチョコレートが配られていたのに、ウエンディの机にはありません。彼女は親しい同僚に「なぜ?」と言いました。上司はこう明かしました。「あのチョコレートはまだ十分おいしいけれど、ちょっと古かったからね。妊娠中のウエンディに万が一のことがあってはいけないから」。そして笑いながら「他の皆はねぇ……」と言いました。
神を真に信頼する
保護猫を引き取った人の話です。猫がお腹を空かせているようなので、水とキャットフードをキッチンに用意し、その場所まで連れていこうとしました。やせ細った猫は、最初のうちついていきましたが、途中で立ち止まり、それ以上動こうとしません。その人を信用してついていけば、食べ物が待っているというのに。
善行のために造られた
数メートル先にいる父娘が、カードを落としました。私は会社に遅刻しそうだったので、自分たちで気付くだろうと心に言い、無視しようとしました。しかし、そんな気配はありません。結局、良心の呵責(かしゃく)に耐えられず、カードを拾って追いかけました。すると、彼らは大喜びしたのです。私もひどくうれしくなって、「こんなささいなことで、なぜこんなにテンションが上がるのだろう」と不思議でした。
神はあきらめない
エバンは長年、依存症に悩まされ、神に愛される資格などないと感じていました。ずっと教会に通ってはいましたが、神と自分の間には、埋めることのできない溝があるようでした。
神は行動される
エリンは真面目で勤勉な事務員でしたが、不正行為の嫌疑で、調査中は出勤停止になりました。会社を辞めて抗議しようかと思いましたが、辞めるとかえって怪しまれるので、調査結果を待った方がいいと忠告されました。それで退職を思いとどまり、神に正義を示してくださいと祈りました。数カ月後、彼女の無実が証明されました。
誘惑から目を離す
スタンリーは自由なので個人タクシーの運転手は性に合うと言います。始業・終業の決まりはなく、どこに行ったかを誰かに報告する義務もありません。ところが皮肉にも、それが最も難しい点だと言います。「だって、不倫しようと思えば簡単にできるから。毎日、いろいろな客を乗せるけれど、妻を含めて、僕の居場所を把握できる人はいないのだから」と。この誘惑に抗うことは容易ではなく、仲間の多くが屈してしまったと言います。「私が抑止できるのは、神が何と思われるか、妻がどれほど傷つくかと思うからだよ」と語ります。