失敗はありえない
米国の公民権運動家スーザン・B・アンソニー(1820年-1906年)は、女性の平等な権利のための辣腕な活動家で「失敗はありえない」と語りました。絶えざる批判、不法投票による逮捕、裁判、有罪判決にもかかわらず、女性参政権という大義は正しいと信じて、決してあきらめないと心に誓いました。彼女は自分の働きの実を見ることなく他界しましたが、その信念が正しかったことは歴史が証明します。1920年、合衆国憲法修正第19条の批准により、米国の女性は投票する権利を獲得しました。
注意深く育成される
ニューヨーク州ゴーシェンのチーズ職人アラン・グラストフ氏は、美味しいチーズの作り方をユーチューブで公開しています。チーズは地下の棚で半年から一年熟成させてから出荷されますが、その間、湿度などに細心の注意が必要です。彼は、チーズの潜在能力を最大限に引き出すために、最高の環境作りを心がけると言います。
暗闇に光
ぺ氏は著書の中で、神の忠実さと暗闇を貫く福音の力を語ります。一家は信仰のために迫害されました。しかし、不思議なことに、友人に伝道したという理由で投獄されると、彼の信仰が強まりました。それは彼の両親が強制収容所行きの判決を受けた時も同じで、彼らは収容所の中でもキリストの愛を伝えつづけました。ぺ氏は「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」 (ヨハ1:5)という聖書の約束は真実だと語ります。
言葉の調教師
ベリル・マーカムは著書「夜とともに西へ」の中で、気の荒い種馬を調教した時のことを書いています。彼女は有能な競走馬の調教師でしたが、どんな手を使っても、その馬を完全に制御できませんでした。その強情さに勝ったのは、たった一度だったそうです。
乳飲み子の口によって
南スーダンに遣わされた宣教師のミッシェル・ペリーは、10歳の少女ヴァイオラが、木の枝をマイクに見立てて伝道者のマネをするのを見て、村の伝道集会で「説教」をさせようと考え、少女も承諾しました。ペリーは次のように述べています。「会衆の心は、とらえられた…孤児の少女が王の娘の威厳をまとって立ち、神の御国の現実を力強く語ったのだ。会衆の半数がイエスを受け入れた。」
気分を明るくされる方
駅で通勤電車を待っていると、否定的な思いが次から次へと押し寄せてきました。金銭問題、自分に言われた酷い言葉、理不尽な扱いを家族が受けたのに何もできなかった無力感などです。電車が到着する頃には、ひどい気分でした。しかし電車の中で別の考えが思い浮かびました。神に手紙を書いて、自分の不平不満を打ち明けることです。私はメモ帳に辛い思いを書き連ねると、スマートフォンを取り出し、賛美歌を聴きました。気がつくと、気分はすっかり明るくなっていました。
祈りとチェーンソー
グラディスおばさんの大胆さには敬服します。ただ、その大胆さゆえに、私は時々心配になります。例えば「昨日、クルミの木を切り倒した」などとメールが来たときです。おばさんの家のクルミの木は、車庫の裏にあって、根が育ちすぎて車庫のコンクリートの床を突き破りそうでした。ですから、木を切り倒さなくてはなりません。しかし、76歳の叔母が、自分でチェーンソーを使ったというのです。ただ彼女は「大仕事に取りかかる前には、必ず祈るのよ」と言っています。
究極の満足感
教会の子ども向けプログラムで、お菓子を貪るように食べる小さな男の子がいました。その子は、自分のものだけではなく、テーブルの残り物もたいらげてしまい、ポップコーンを1袋あげても、まだ足りません。なぜそんなにお腹がすいているのか、私たちは心配になりました。
不健全な判断力
歩きスマホをしている人を見ると「車にひかれるわよ。危険だって分からないのかしら」と心で非難していました。ところがある日、私はメールを夢中で読んでいて路地の奥から来た車に気づきませんでした。幸い、運転手が先に気づいて止まってくれましたが、恥をかきました。今まで独り善がりに人を非難していたことを思い出して動揺しました。人をさばいていたそのはかりで、自分をさばくことになりました。