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Linda Washington

Linda Washington

リンダ・ワシントン氏は、イリノイ州エバンストンのノースウェスタン大学にて英文執筆学の学位を取得し、その後バーモント州モンペリエのバーモント美術大学にて美術修士号を取得しました。子どもから大人までそれぞれの年齢層に向けたフィクションやノンフィクションを多く手がけ、代表作に「神さまと私」(10-12才向け、レインボーレガシー出版、ローズ出版)や「C.S.ルイスの心」(ジェリー・ルート、ウェイン・マーティンデール他と共作、ティンデールハウス)等があります。

寄稿一覧 Linda Washington

乳飲み子の口によって

南スーダンに遣わされた宣教師のミッシェル・ペリーは、10歳の少女ヴァイオラが、木の枝をマイクに見立てて伝道者のマネをするのを見て、村の伝道集会で「説教」をさせようと考え、少女も承諾しました。ペリーは次のように述べています。「会衆の心は、とらえられた…孤児の少女が王の娘の威厳をまとって立ち、神の御国の現実を力強く語ったのだ。会衆の半数がイエスを受け入れた。」

気分を明るくされる方

駅で通勤電車を待っていると、否定的な思いが次から次へと押し寄せてきました。金銭問題、自分に言われた酷い言葉、理不尽な扱いを家族が受けたのに何もできなかった無力感などです。電車が到着する頃には、ひどい気分でした。しかし電車の中で別の考えが思い浮かびました。神に手紙を書いて、自分の不平不満を打ち明けることです。私はメモ帳に辛い思いを書き連ねると、スマートフォンを取り出し、賛美歌を聴きました。気がつくと、気分はすっかり明るくなっていました。

祈りとチェーンソー

グラディスおばさんの大胆さには敬服します。ただ、その大胆さゆえに、私は時々心配になります。例えば「昨日、クルミの木を切り倒した」などとメールが来たときです。おばさんの家のクルミの木は、車庫の裏にあって、根が育ちすぎて車庫のコンクリートの床を突き破りそうでした。ですから、木を切り倒さなくてはなりません。しかし、76歳の叔母が、自分でチェーンソーを使ったというのです。ただ彼女は「大仕事に取りかかる前には、必ず祈るのよ」と言っています。

究極の満足感

教会の子ども向けプログラムで、お菓子を貪るように食べる小さな男の子がいました。その子は、自分のものだけではなく、テーブルの残り物もたいらげてしまい、ポップコーンを1袋あげても、まだ足りません。なぜそんなにお腹がすいているのか、私たちは心配になりました。

不健全な判断力

歩きスマホをしている人を見ると「車にひかれるわよ。危険だって分からないのかしら」と心で非難していました。ところがある日、私はメールを夢中で読んでいて路地の奥から来た車に気づきませんでした。幸い、運転手が先に気づいて止まってくれましたが、恥をかきました。今まで独り善がりに人を非難していたことを思い出して動揺しました。人をさばいていたそのはかりで、自分をさばくことになりました。

父の助言

出版社をリストラされ、新しい仕事を求めて神に祈りました。しかし、求職情報を探し履歴書を送っても良い結果は得られず、私は苛立ちました。ついに「私には仕事がどんなに大切か、お分かりにならないのですか」と神に抗議しました。

新しい共同体

友人の5歳の娘マイヤは、色々なおもちゃのセットから人形を取り出し、みんなで一緒に遊びます。この大きさや種類の違う人形たちが、マイヤの想像上の世界の住人で、彼らは皆で一緒にいるときが一番幸せなのだそうです。

ひとりの痛みは皆の痛み

ひどい痛みがあるので欠勤すると同僚が電話してきました。みんなが心配していると、翌日、痛みの原因は腎臓結石だったと言って、その石を見せてくれました。私は胆石を経験しているので、そのときの激痛を思い出しました。

岩に導かれて

加湿器を買いに行くと、年配の女性が行ったり来たりしています。彼女も加湿器を買うのかしらと思って棚が見やすいように移動すると、間もなく、最近流行の風邪の話になりました。彼女は咳と頭痛が抜けきらないと言います。