救いの相続人
アビゲイルは交通事故で亡くなった両親の遺産を相続しました。しかし、それは信託財産になっていて、当面は学費相当分しか引き出せず、残りの受取りは、もっと大人になってからでした。最初は戸惑いましたが、後になり、両親の良識に感謝しました。
人生を耕す
私たちは砂利道の先の少しぬかるんだ土地に家を建てました。そして、オレゴン州の山麓の環境にマッチする草や木を植えた庭を造ろうとしました。道具を取り出して働き始めると、「地上にはまだ野の木も、野の草も生えていなかった。……また土を耕す人もいなかった」 (創2:5)というみことばが思い浮かびました。
神と共に歩む
フィットネスの専門家たちは、心肺の健康のために走ることが有益だと説いてきました。しかし、近年、歩くこともさまざまな意味で健康に役立つという研究結果が報告されています。アメリカ国立衛生研究所は、1日に8000歩以上歩く成人は、1日4000歩しか歩かない人に比べて、向こう10年間の死亡リスクが低いといいます。
永久に残るもの
子どもの頃、近所に建設現場がありました。その環境に触発されて、私は友だちと廃材で要塞を建てました。親から道具を借り、何日もかけて完成させました。楽しい思い出ですが、れっきとした建物とは比較になりません。すぐに壊れてしまったのですから。
一握りの米
インド北東部のミゾラム州の住民の収入はわずかですが、キリスト者は「一握りの米」と呼ばれる伝統を実践してきました。毎食の準備の際に一握りの米を取り分け、教会に持っていきます。教会も世界水準では貧しい部類に入りますが、数億円相当を世界宣教のために献げ、宣教師を派遣しています。彼らは貧困を脱しつつあり、地域の宣教も進んでいます。
神の正義と恵み
英国のロマン派の画家ジョン・マーティン(1789-1854)は、文明の滅亡を描いた黙示録を思わせる風景画で知られています。そこでは、人間は大惨事に圧倒され、迫りくる破滅に対して無力です。『ニネベの陥落』という絵は、暗い雲の下、押し寄せる大波から逃げる人々の姿を描いています。
悔い改め
友人が結婚の誓いを破り、家族を傷つけました。そして、妻に赦(ゆる)してほしいと言うのです。私は、口先の謝罪だけではダメだと言いました。彼女に対する愛を行動で示し、罪に無頓着な態度と決別しなければならないと。
祝う価値がある
メソジスト教会の英語の聖歌集の巻頭を2世紀以上飾っていたのは、チャールズ・ウェスレー作詞の「主イエスのみいつとみめぐみとを」です。原題は「救われた日を記念して」です。イエスを信じる信仰に目覚めて己が根こそぎ変えられたことを記念し、悔い改めてキリストに従う人が賜る神の恵みの栄光を歌っています。
気前よく与える信仰
数年前、私たちの教会は難民の受け入れを打診されました。何人かの教会員は、それに応じました。中には客間のない家に住んでいる人もいました。