寄稿者

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Marion Stroud

Marion Stroud

マリオン・ストラウド氏は、2014年9月から「デイリーブレッド」の著者として加わりました。英国ベッドフォード在住で、ディア・アソシエイト・インターナショナルにて異文化理解の指導をしています。祈りを題材にした彼女の著書は、Discovery House Publishers(当社の姉妹出版社)で人気の書籍です。

寄稿一覧 Marion Stroud

何を贈ろうか?

クリスマスに教会堂を飾りつける奉仕を担当した人たちは、飾りつけのテーマを「クリスマスリスト」にしました。そして、通常の金銀のオーナメントは使わず、赤と緑の札を教会員に配り、その片面に、イエスから頂きたいもの、反対の面には、降誕を祝ってイエスに差し上げようと思うものを書いてください、と言いました。

誰でも歓迎

みんなで懸命に祈ってきた、中高生のための映画会が教会で開かれました。その映画は、若い牧師が非行少年の一団と向き合ってイエスを伝えるという内容で、牧師のスティーブは、それによって多くの若者が教会につながることを願っていました。

上を向いて

エミルは年中、下を向き、地面ばかりを見てあてもなく、とぼとぼ街を歩くホームレスでした。彼は人と目を合わせません。路上生活をする前の知り合いに気づかれると恥ずかしいですし、道に落ちている小銭やタバコの吸い殻も探しているからです。下を向いてばかりいたので、背骨がすっかり曲がってしまい、まっすぐに立つことは困難です。

学んだ教訓

メアリーは夫に先立たれ、持病もあるので、娘と同居することになりました。住み慣れた土地や友人たちと別れなければなりませんが、神が生活の必要を備えてくださったことを感謝しました。ところが半年ほど経つと、最初の感謝が薄れて不満が芽生え、これは本当に神のご計画だったのだろうかと疑いました。こちらの教会は遠くて自力では行き来できず、クリスチャンの友だちとも離れて、寂しかったのです。

成長するとき

引っ越して来た家の台所の隅に、デビーは埃をかぶった鉢植えを見つけました。枯れていますが、葉を見ると胡蝶蘭のようです。新芽が出て花をつければ、どんなにかステキでしょう。彼女はその鉢を窓際に移して、枯れた葉を取り除き、たっぷり水をやりました。そして栄養剤を買って来て根元に施しました。しかし、何週間たっても芽の出る気配はありません。「あと一ヶ月待ちましょう。それでダメだったら処分するわ」と夫に言いました。

キリストの香り

あなたの記憶は、五感のうちのどれによって最も呼び覚まされるでしょう。私の場合は嗅覚です。あるサンオイルの匂いは、フランスの海岸を思い出させます。にわとりのえさの匂いは、子どもの頃の祖母の家を思い出させます。松の香りはクリスマスを、あるローションは息子が十代の頃を思い出します。

神の方法

私たちは祈っていました。3か月だけ、ふたりの子どもの里親になって欲しいと頼まれたのです。自分たちの子ども3人に、もうふたり増えるのは大変です。そんなとき、日々のデボーションに使っていた宣教師エミー・カーマイケルの本が、普段はあまり読まない民数記7章を取り上げていました。

入る権利

ジェニーの家は田舎の小さな道沿いにありますが、朝夕は、近くの幹線道路の混雑や信号待ちを避けようとする車がたくさん通ります。数週間前、傷んだ路面を修理するために、作業員たちが大きな柵と「進入禁止」の標識を持って来ました。ジェニーは言いました。「初めは本当に心配でした。工事が終わるまで、自分の車を出せないのかしらと思ったからです。でも、標識をよく見たら、『住民に限って通行許可』とありました。私は住民ですから大丈夫です。好きなときに出入りする権利がありました。何だか、特別になった気分でした。」

失言

娘は最近、病気がちです。彼女の夫はそんな娘の世話を本当に良くし、サポートしてくれます。私が「あなたの宝物ね」と言うと、彼女はニヤリと笑って、「お母さん、初めはそう思わなかったわよね」と言いました。その通りです。ふたりが結婚を決めたとき、私は心配でした。彼らの性格がとても違うからです。娘はにぎやかな大家族で育ち、彼は引っ込み思案でした。私はその懸念をあからさまに口にしたのです。