信仰に堅く立つ
数年前、道を歩いていると、どう猛そうな犬を連れた人があちらからやってきました。私は普通、犬を怖いとは思わないのですが、この犬は明らかに威嚇してきています。気にしないようにしましたが、突進しようとしたので声を上げてしまいました。幸い、飼い主がリードをしっかり握っていたので大丈夫でした。
信仰の大ジャンプ
幼い皇帝ペンギン、約700羽が、南極大陸の崖っぷちに集まっていました。15メートル下は冷たい海です。やがて1羽が決死のジャンプを試みました。すると、多くがそれに続きました。幼いペンギンは通常、数十センチの高さから飛び込み、初泳ぎをします。このような命懸けのダイブが撮影されたのは、この時が初めてでした。
主に従う
数年前にパリを訪れた際、この憧れの都を一人で散策する時間がありました。その後、エッフェル塔で友人と待ち合わせ、一緒に食事をすることになっていました。一人歩きは順調に進みましたが、途中でスマホの電池が切れてしまいました。地図は持っていなかったので現在地が分からなくなりましたが、都会っ子の私は慌てず、そびえ立つエッフェル塔を目標にセーヌ河畔を歩き続けました。この作戦はおおかた成功でしたが、ゴール付近で目印が周囲のビルに隠れてしまいました。あんなに大きな建造物が隠れてしまうのは驚きでした。最終的に、私は道案内を頼み、無事に友人と会うことができました。
互いを思いやる
赤信号で止まった時、若葉マークのついた前の車に「忍耐をお願いします!」というステッカーが貼ってありました。あおり運転など路上の事件を見聞きする昨今、忍耐の喚起は妙案だと思いました。
イエスのために共に働く
短期伝道旅行でブラジルに行き、アマゾンのジャングルで教会堂の建設に関わりました。土台はできていたので、柱、壁、窓、鉄の梁(はり)、屋根瓦などを、巨大なレゴを組み立てるように合わせて、最後に壁を塗りました。雨季の最中の建設作業を心配する人たちもいましたが、神の恵みで、豪雨は免れました。さまざまな障害はありましたが、地元の人たちの助けも得て、記録的な速さで完成させました。
起き上がる
フィギュアスケートは、氷上でのスピンやジャンプ、美しいポーズなど、高い運動能力と芸術性を融合させたスポーツです。私は10代の頃、これに夢中になりました。多くのプロスケーターの演技を見た後、ついにグループレッスンに参加する機会を得て、滑り方と止まり方を学びました。同時に、どのレベルのスケーターにとっても重要な技術、つまり、転び方と素早い立ち上がり方を教わりました。個人レッスンでは、さまざまなスピンやジャンプを習いましたが、転んだ時は常に、基本の起き上がり方が役に立ちました。
賜物を入れる器
ジャーナリストは、自分の見解を挟まず、誰かの物語を伝えるよう指導されます。ですから、その世界を離れ、神に関するブログを書くように召されると、私は緊張しました。自分の考えを記すのですから。ブログを立ち上げたものの、ネタが尽きたらとも心配しました。しかし杞憂(きゆう)でした。励ましの言葉や洞察が次々と湧き、書けば書くほどアイデアが浮かびました。それは今でも変わりません。
真の贈り物
短期宣教旅行でペルーに行き、路傍伝道をしていると、若い男性に金銭を求められました。安全上の理由で主催者に禁じられていたので、他に支援の方法はないかと考えました。すると使徒言行録3章の物語が心に浮かびました。ペトロとヨハネが施しを乞う足の不自由な男性に出会った話です。私は彼に、お金は渡せないけれども、神の愛という良い知らせは伝えられると語りました。彼が自分は孤児だったと明かしたので、神はあなたのお父さんになりたいのよ、と伝えると、彼は涙しました。私は現地の教会の一人に彼を紹介し、後々のフォローを頼みました。
試練の中で感謝
がんで闘病中の自分の様子を投稿している作家仲間をフォローして祈ってきました。彼女は、痛みや困り事をつづった近況と、みことばを添えた祈りのリクエスト、神を賛美するメッセージなどを交互に投稿しています。病院で治療を待つ姿や、髪の抜けた頭にバンダナを巻いて自宅で過ごす姿でも、その勇気に満ちた笑顔を見ると、感動します。自分も頑張る一方で、神を信頼しましょうと、フォロワーに向けて励ましのメッセージを送ることを忘れません。