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Sheridan Voysey

Sheridan Voysey

シェリダン・ヴォイジー氏は、英国オックスフォード在住の執筆家、講演家、およびラジオパーソナリティです。ヴォイジー氏には、「復活の年」「挫折をばねに新たな出発」「イエスに似た生き方はいかが」など数々の著書があります。また、オーストラリアで毎週日曜夜に放送されるラジオの生トーク番組「オープンハウス」の司会を長年務めました。現在、講演会や各種イベントのスピーカーとして世界各地で活躍中です。大学では神学およびコミュニケーション学を専攻し、これまでに教会や宣教団体の責任者を歴任しました。ヴォイジー氏のブログや音声は、sheridanvoysey.comにて公開されています。フェイスブック(facebook.com/sheridanvoysey)、ツイッター(@sheridanvoysey)のアカウントもあります。(注:サイトは全て英語のみ)

寄稿一覧 Sheridan Voysey

喜べるペース

来年のことを祈り心で思い巡らしていると、「喜べる速さで」という言葉が湧いてきて納得しました。私はつい働き過ぎて、好きな仕事なのに、喜びが奪われてしまいます。来年は楽しいと思えるペースで働き、友だちと過ごしたり、趣味の時間を作ろうと決めました。3月までは順調でしたが、私が立案した学科が実現し、大学の新学期が始まると、長時間労働になりました。どうすれば、喜べるペースで進めるでしょう。

王の王の再来

英国の故エリザベス2世の葬儀は、世界で数十億人がテレビを通して見たと推定されています。史上最も視聴された放送だったかもしれません。葬儀の週には、女王の棺を見るために25万の人たちが何時間も行列しました。当日は、100万人がロンドンの通りで彼女を見送りました。各国の王や女王、大統領や国家元首など500人が、高尚な人格と強さで知られた女性に敬意と哀悼を示すためにやって来ました。

神の国のような職場

英国の工場労働者は、ビクトリア朝時代、悲惨でした。実業家ジョージ・キャドバリーは自問しました。「家が貧民窟にあるのに、夢を見ることなどできるのか」。そして、チョコレート事業を拡大する際、「ボーンビル」を建設しました。工員の家族のための300軒以上の家、運動場、公園、学校、教会も備わった村です。工員たちには真っ当な賃金が払われ、医療も受けられました。キャドバリーの信仰による変革です。

お願いする

パーティーを計画しました。お客が多いのでケータリングを頼もうか。それともバーベキューセットを買おうか。雨に備えてテントも必要だろうか、と夫婦で相談し、予算はどんどん膨れ上がりました。人に助けてもらう機会にもなると捉えずに、自分たちで全部やろうとしたので、若干、非社交的にさえなりました。

健全な助け方

その光景に胸が張り裂けそうでした。55頭のゴンドウクジラの群れが、スコットランドの浜に打ち上げられました。ボランティアたちの努力にもかかわらず、結局、死んでしまいました。こんなことが起こる理由は分かりませんが、クジラの群れが持つ強い絆が原因かもしれません。1頭に何か起こると別の1頭が本能的に助け寄り、次々と皆が災いに引き込まれるのです。

まず礼拝

そんなことを考えていたわけではなかったので、大人の友だち作りの非営利団体を立ち上げる召命を感じた時、運営費の出所や協力者の募り方など、さまざまな疑問が湧きました。しかし、突破口はビジネス書ではなく聖書でした。

巡礼

信仰はさまざまですが、毎年、世界で2億人以上の人が、巡礼の旅をするといいます。古今東西、巡礼者の目的は、寺や大聖堂などの神聖な場所を訪れ、何らかの祝福を得ることです。

愛の懲らしめ

ジョージ・マクドナルドの寓話(ぐうわ)『きえてしまった王女』は、2人の身勝手な少女が、賢女によって試練を課され、良い人になるという物語です。

喜びの涙

ある朝、ディーンが玄関を出ると、風船を手にした友人たちが家の前にいました。「君の詩をコンクールに出した」と、ジョシュが1歩進み出て語り、彼に封筒を手渡しました。中には「最優秀賞」と記された賞状がありました。みんな嬉しくて涙しました。ディーンの詩の才能を信じた友人たちは、麗しいことをしたのです。