寄稿者

すべて見る
Sheridan Voysey

Sheridan Voysey

シェリダン・ヴォイジー氏は、英国オックスフォード在住の執筆家、講演家、およびラジオパーソナリティです。ヴォイジー氏には、「復活の年」「挫折をばねに新たな出発」「イエスに似た生き方はいかが」など数々の著書があります。また、オーストラリアで毎週日曜夜に放送されるラジオの生トーク番組「オープンハウス」の司会を長年務めました。現在、講演会や各種イベントのスピーカーとして世界各地で活躍中です。大学では神学およびコミュニケーション学を専攻し、これまでに教会や宣教団体の責任者を歴任しました。ヴォイジー氏のブログや音声は、sheridanvoysey.comにて公開されています。フェイスブック(facebook.com/sheridanvoysey)、ツイッター(@sheridanvoysey)のアカウントもあります。(注:サイトは全て英語のみ)

寄稿一覧 Sheridan Voysey

創造主を心に留めよ

最近読んだ小説の主人公二コラは自分が末期がんだと認めません。現実を直視するようにと友人たちが迫ると、拒絶の理由が浮き彫りになりました。「私は人生を無駄にした……何に対してもいいかげんで、一生懸命打ち込まなかったのだから」と。二コラは才能と富を持って生まれました。それなのに何も成し遂げず世を去ると思うと、いたたまれなかったのです。

塀の上に天使が

ウォレス・ブラウンと妻のメアリーは、衰退した教会を牧するため、英国バーミンガムの貧困地区にやって来ました。教会と隣接牧師館の敷地は、何とギャングの基地にされていました。彼らは窓に投石され、垣根に放火され、子どもたちを狙うと脅されました。嫌がらせは数カ月続き、警察はなすすべがありませんでした。

深い友情の土台

ケンブリッジ大学のクライスト・カレッジの礼拝堂に、17世紀に活躍した2人の医師、ジョン・フィンチとトーマス・ベインズの記念碑があります。二人は「切っても切れない友人」と言われ、研究中や海外の赴任先でも共に過ごしました。1680年にベインズが亡くなった時、フィンチは、36年間続いた「たましいの結婚」の終焉(しゅうえん)を嘆きました。彼らの友情は、愛、忠誠、献身に彩られていました。

イエスのために他者に仕える

ニシェル・ニコルズは『スタートレック』シリーズの第1作でウフーラ大尉を演じました。アフリカ系アメリカ人はそういう役を演じていない時代でしたから、役者として「勝利」したのです。しかし、それ以上の意味がありました。

クリスマスの翌日

喜ばしいクリスマスの翌日はがっかりでした。友人宅に1泊したのですが、よく眠れませんでした。帰宅途中に車が故障しました。その上、雪も降り始めました。私たちは車をそこに残して、雪とみぞれの中、気落ちしてタクシーで帰らなければなりませんでした。

クリスマスの困り事

デイビッドは夫婦で神に任命されたと信じて外国に赴き、自分たちの働きが結実することを通して、その使命を確認していました。しかし、彼の高齢の両親はクリスマスを二人きりで過ごさねばなりません。デイビッドたちはプレゼントを早目に送ったりクリスマスの朝に電話をかけたりして、両親の寂しさを和らげようとしましたが、彼らの希望は息子たちに会うことでした。夫婦の収入では、たまにしか帰国できません。デイビッドには知恵が必要でした。

きらぼし

まず目についたのは、風俗店やギャンブル場。合法ハーブや危険ドラッグの取扱店、アダルトショップ、人の弱みにつけ込む弁護士の大きな広告。いかがわしい街を見たことは何度もありましたが、この町は桁違いでした。

誰もが拝んでいる

最近、ギリシャのアテネに行きました。古代の繁華街アゴラを歩いているとアクロポリス神殿の陰にアポロとゼウスの祭壇を見つけました。人々はこの街であらゆる神々を拝んでいたのです。

スマホで寛大さを示す

出前が時間通りに来なければ、星一つの評価をスマホで付けられます。店員の態度がイマイチならば、批判的なコメントが書けます。スマホはショッピングや交友関係の維持を手伝ってくれますが、同時に、相手を公然と評価する力を私たちに与えました。これはある意味問題です。