誠実の代償
映画『名もなき生涯』は、第二次世界大戦時のオーストリアの農夫、フランツ・イェーガーシュテッターの実話です。彼は、ナチスの残虐行為にへきえきし、イエスだけが主だと信じていたので、ヒトラーに忠誠を誓わず逮捕されました。
裏切りからの回復
トニ・モリソンの小説にネルとスーラが登場します。二人は幼なじみでしたが、スーラは、自分勝手が募ってネルの夫を誘惑し、「私のことは考えなかったの?」というネルの問いに答えようともしませんでした。
引き継ぐ
サッカーのイングランド代表は、2021年、主要大会の決勝に55年ぶりに進出しましたが、PK戦で敗れました。多くの人々は、その後の光景を忘れないでしょう。イングランドの監督サウスゲートは、シュートに失敗し、打ちひしがれた若いサカ選手のもとに歩み寄り、彼を抱きしめました。実は、サウスゲートも1996年の準決勝でPKに失敗し、当時の監督ベナブルズに、同じようにしてもらったのです。
神の栄光と威厳
ロンドンのバンケティング・ハウスの壮麗な天井画は、チャールズ1世の命を受けたルーベンス卿によって、1629年より5年の歳月をかけて描かれました。そこには、チャールズの父ジェームズ1世の功績をたたえる女神ミネルバや鷲の翼に乗って天へ運ばれていくジェームズ自身が描かれています。この絵の目的は、彼ら父子の統治を神の統治と思わせることでした。この晩さん会場に集った客たちは、天井を見上げ、チャールズや彼の父は、事実上、神であるという、王の明確なメッセージを受け取りました。
神の赦しに倣う
以前、同僚にマッジという人がいました。料理上手で、ある時、「私の自慢のエンドウ豆とハムのスープを食べて!」と言いました。エンドウ豆は苦手だと言うと、「食べず嫌いよ」とほほ笑み、次の日、私のために作ったスープを密閉容器でくれました。翌日、「食べた?」と聞かれると「そのうち食べるよ」と答えました。再度、聞かれないことを願いましたが、彼女は翌日も翌々日も尋ね、4日目には「早く食べないと腐っちゃうわよ」と言いました。
怒りと祈り
アウシュビッツでのおぞましい体験の後、エリー・ウィーゼルは信仰を失いました。当時を思い、「愛の神よ、あなたはどこにいたのですか。……あなたを心から信じていたのに」と葛藤していました。しかし、後に、信仰を失ったわけではないと気付きました。「信じていたからこその怒りです。今もなお、神に怒っている」と。確かに、存在を信じない相手に対して怒(いか)ることはできません。
愛を動機とした働き
エミリー・ケンワードは、少し前にキリストを信じてから、今まで気にならなかったことに疑問を感じるようになりました。例えば、ブライトン市のラベンダー通りは、高齢者が多い地区なのに、お年寄りを見かけないのはなぜだろう、と。その気付きが、行動のきっかけでした。
キリストが定義する
前衛アーティストのマイケル・ランディは、衝撃的なパフォーマンスをしました。自分の全所有物7227点を公衆の面前で破壊し、粉砕してしまったのです。近くのデパートに買い物客が出入りする中、このパフォーマンス・アートは、所有物が自分を定義するという価値観に疑問を投げかけました。
互いの渇望が満たされる
パスカルは、人の心の中には「無限の深淵」があり、神という無限の存在だけが、そこを埋められると語りました。アウグスティヌスは、「あなたがわたしたちを あなたに向けて創られたからです、そのためわたしたちの心は、あなたのうちに憩うまでは 安らぎをえません」と祈りました。ダビデ王は、砂漠で水を求めるように、私たちの全身全霊は、神を「慕い求める」と語ります(詩63:2)。