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Sheridan Voysey

Sheridan Voysey

シェリダン・ヴォイジー氏は、英国オックスフォード在住の執筆家、講演家、およびラジオパーソナリティです。ヴォイジー氏には、「復活の年」「挫折をばねに新たな出発」「イエスに似た生き方はいかが」など数々の著書があります。また、オーストラリアで毎週日曜夜に放送されるラジオの生トーク番組「オープンハウス」の司会を長年務めました。現在、講演会や各種イベントのスピーカーとして世界各地で活躍中です。大学では神学およびコミュニケーション学を専攻し、これまでに教会や宣教団体の責任者を歴任しました。ヴォイジー氏のブログや音声は、sheridanvoysey.comにて公開されています。フェイスブック(facebook.com/sheridanvoysey)、ツイッター(@sheridanvoysey)のアカウントもあります。(注:サイトは全て英語のみ)

寄稿一覧 Sheridan Voysey

成長は使命

ホヤは不思議な生き物です。柔らかいプラスチックの筒のような形状で、岩や貝に付着して動かず、海水から養分を得ます。幼生期は原始的な脳と脊髄を持つオタマジャクシで、海を泳いで探索し、餌を見つけます。ところが成体になると、岩などに場所を定め、探索も成長も止まります。不気味なことに、その後、脳が消化されていきます。

神の優しさ

大学生の頃、うつの発作によって無力感と絶望感に何度も襲われたという実業家の話を聞きました。残念なことに、彼は医者に行かず、とんでもない計画を立てました。自死に関する本を図書館で予約し、命を絶つ日を決めたのです。

気前の良さと幸福感

研究者たちは、自分の財や時間を人のために使う人は、そうでない人よりも幸福感に富んでいると言います。「寄付を道徳上の義務ではなく喜びの源泉として捉えよう」と主張した心理学者もいます。

結局のところ

日常生活を離れ、祈りと内省の1日を過ごす修養会の講師を頼まれることがあります。私はそこで「将来、あなたの葬儀で、あなたの人生を言い表す1文が、式次第のどこかに掲載されるとします。何と書いてもらいたいですか」と尋ねます。この問いがきっかけで生活の優先順位を変えた人もいました。いのちのしまい方を良いものにしたいからです。

もう1度歌おう

オーストラリアに生息するキガオミツスイは危機に直面しています。仲間たちが300羽ほどに減ってしまい、歌い方を習えません。それで求愛が成功しないのです。幸い保護活動が進行中です。録音した独特の鳴き声を聞かせて、心の歌を思い出させるように助けています。オスが鳴き方を習得して求愛に成功し、個体数が増えることを願っています。

踊って賛美

年配の女性が車椅子に座っている動画があります。これは1千万回以上視聴されました。その女性は、往年の有名なバレリーナ、マルタ・ゴンザレス・サルダーニャです。今はアルツハイマーを患っていますが、チャイコフスキーの「白鳥の湖」が流れると、奇跡が起こります。彼女の弱々しい手がゆっくり上がり、最初のトランペットの音でバレエが始まります。知力も体力も衰えていますが、才能はそこにあるのです。

ラブソング

土曜日の午後、静かな川沿いの公園には、ジョギングをする人や釣り糸を垂れる人がいました。カモメたちはエサを取り合っています。私たち夫婦は座って、一組のカップルを眺めていました。おそらく40代後半で、外国語を話しています。男性は、人目を気にする様子もなく、自国の言葉でラブソングを歌い、女性は、彼の目をじっと見つめていました。その歌は、そよ風に運ばれて、みんなの耳に届いていました。

近づかない

ヤマネ(げっ歯類の小動物)の鼻がヒクヒクと動いて、移動し始めると、木の枝に吊るされた鳥の巣箱いっぱいの種子を見つけました。ヤマネは、鎖を伝って巣箱に降りて来て入口から入ると、一晩中、種を食べ続けました。ところが、朝になると大変な状況に陥りました。鳥たちが次々に来て巣箱の入口からヤマネをつつくのですが、ヤマネは食べすぎで身体が膨張し、そこから抜け出せなかったのです。

賢明な助言

パリのノートルダム大聖堂で、2019年4月15日、火災が発生し、尖塔が焼けて崩落しました。次の懸念は鐘楼です。巨大な鐘を支える木製の枠が焼け落ちると連鎖的な崩落を招き、大聖堂全体が焼失するかもしれません。