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Sheridan Voysey

Sheridan Voysey

シェリダン・ヴォイジー氏は、英国オックスフォード在住の執筆家、講演家、およびラジオパーソナリティです。ヴォイジー氏には、「復活の年」「挫折をばねに新たな出発」「イエスに似た生き方はいかが」など数々の著書があります。また、オーストラリアで毎週日曜夜に放送されるラジオの生トーク番組「オープンハウス」の司会を長年務めました。現在、講演会や各種イベントのスピーカーとして世界各地で活躍中です。大学では神学およびコミュニケーション学を専攻し、これまでに教会や宣教団体の責任者を歴任しました。ヴォイジー氏のブログや音声は、sheridanvoysey.comにて公開されています。フェイスブック(facebook.com/sheridanvoysey)、ツイッター(@sheridanvoysey)のアカウントもあります。(注:サイトは全て英語のみ)

寄稿一覧 Sheridan Voysey

まず礼拝

そんなことを考えていたわけではなかったので、大人の友だち作りの非営利団体を立ち上げる召命を感じた時、運営費の出所や協力者の募り方など、さまざまな疑問が湧きました。しかし、突破口はビジネス書ではなく聖書でした。

巡礼

信仰はさまざまですが、毎年、世界で2億人以上の人が、巡礼の旅をするといいます。古今東西、巡礼者の目的は、寺や大聖堂などの神聖な場所を訪れ、何らかの祝福を得ることです。

愛の懲らしめ

ジョージ・マクドナルドの寓話(ぐうわ)『きえてしまった王女』は、2人の身勝手な少女が、賢女によって試練を課され、良い人になるという物語です。

喜びの涙

ある朝、ディーンが玄関を出ると、風船を手にした友人たちが家の前にいました。「君の詩をコンクールに出した」と、ジョシュが1歩進み出て語り、彼に封筒を手渡しました。中には「最優秀賞」と記された賞状がありました。みんな嬉しくて涙しました。ディーンの詩の才能を信じた友人たちは、麗しいことをしたのです。

感謝日記

ある調査によると、自分にあるものを意識して、それに感謝する人は、よく眠れ、比較的健康で、幸福度が高いといいます。これは素晴らしいことで、「感謝の日記」をつけることを勧める心理学者もいます。心身の健全さのために、感謝していることを毎週五つ書き出すのだそうです。

理想のリーダー

英国の首相は、2022年7月、辞職に追い込まれました。求められる高い品性を欠いたことが理由でした。後任の首相もたった数カ月で辞職したのです。事の発端は、国会議員の朝祷会に参加していた保健相が、自らの品位に欠ける行為を神に示され、辞任したことでした。他の閣僚たちも次々に辞任し、首相も辞任を余儀なくされました。穏やかな祈祷会から驚くことが起きたのです。

創造主を心に留めよ

最近読んだ小説の主人公二コラは自分が末期がんだと認めません。現実を直視するようにと友人たちが迫ると、拒絶の理由が浮き彫りになりました。「私は人生を無駄にした……何に対してもいいかげんで、一生懸命打ち込まなかったのだから」と。二コラは才能と富を持って生まれました。それなのに何も成し遂げず世を去ると思うと、いたたまれなかったのです。

塀の上に天使が

ウォレス・ブラウンと妻のメアリーは、衰退した教会を牧するため、英国バーミンガムの貧困地区にやって来ました。教会と隣接牧師館の敷地は、何とギャングの基地にされていました。彼らは窓に投石され、垣根に放火され、子どもたちを狙うと脅されました。嫌がらせは数カ月続き、警察はなすすべがありませんでした。

深い友情の土台

ケンブリッジ大学のクライスト・カレッジの礼拝堂に、17世紀に活躍した2人の医師、ジョン・フィンチとトーマス・ベインズの記念碑があります。二人は「切っても切れない友人」と言われ、研究中や海外の赴任先でも共に過ごしました。1680年にベインズが亡くなった時、フィンチは、36年間続いた「たましいの結婚」の終焉(しゅうえん)を嘆きました。彼らの友情は、愛、忠誠、献身に彩られていました。