私たちの歩き方
◆ イザヤ書43-44
◆ Ⅰテサロニケ2
好きなテレビ番組に、「素敵に大変身!」というコーナーがあります。ふたりの女性が選ばれて、3時間かけて変身させられます。最新の髪型、メイク、そしてファッション。すっかり見違えるようになった彼女たちがカーテンの後ろから現れると、観客からはどよめきが起こります。時には、泣き出す友人や家族もいます。この後、本人はやっと変身した自分の姿を見るのですが、あまりの変貌ぶりに、これが自分だとは信じられないといった様子で鏡の中をじっと覗き込む人もいます。
トップまで登りつめる
◆ 箴言19-21
◆ Ⅱコリント7
職場の査定に「野心に欠ける」とは書かれたくないでしょう。野心に欠けた社員が、組織のトップに登りつめることはめったにありません。何かを達成したいという強い願望なしには、何事も成すことができません。しかし、野心には影もあります。多くの場合、自分を押し上げるために頑張るのであって、人のために立派なことをするのではないからです。
言葉を選ぶ
◆ イザヤ書59-61
◆ Ⅱテサロニケ3
私があなたがたのところへ行ったとき、私は、すぐれたことば、すぐれた知恵を用いて、神のあかしを宣べ伝えることはしませんでした。―Ⅰコリント2:1
子どものころ、嬉しがって発音に挑戦していた難しい単語があります。それは「antidisestablishmentarianism」です。何と長ったらしい言葉でしょう。最近、その意味を辞書で調べてみました。それによると「教会を国教会として国が認定する制度を廃止することに反対する論理もしくは政治的信条」とあります。この定義もこの単語と同じぐらいややこしいものです。私も私の友だちも、その意味を知りませんでした。ただ、難しい言葉を使うと、自分が物知りであるかのように人に見せることができたのです。
生き方の大切さ
◆ 詩篇77-78
◆ ローマ10
神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを、思い出しなさい。…その信仰にならいなさい。―ヘブル13:7
アイザック・ハン牧師は18世紀中頃、英国のラフウッドの小さな教会に奉仕していた無名の牧師です。引退したときの教会員は、女性26名と男性7名(礼拝出席は4名)でした。
マスメディアや巨大教会が幅をきかせる今日、アイザック・ハンのことを牧師として成功した人だと誰が言うでしょう。むしろ、牧会者としては、もうひとつだったと考えられるのではないでしょうか。このような人は、牧師の研修会や会議の講師として招かれることはないでしょう。また、教会成長に関する論文を発表することもないでしょう。