Category  |  キリストにある豊かさ

新しい目

最近、キリストを信じたという大学生に会いました。彼女は、救われて最初に起こった変化について、次のように語りました。
「キリストの救いを信じたとき、神が天から降りて来られて私の目をつけ替えてくれたように感じました。霊の真理が理解できるようになったのです。」

救い主と出会って霊の目を得たと語るこの女子大生の話は感動的です。しかし、彼女の経験はめずらしいものではありません。すべての人は、キリストを救い主と信じたときに、霊の目を授かります。けれどもときどき、霊の目に霧がかかってはっきり見えなくなることがあります。それが起こるのは、私たちが自分とキリストとの関係をぞんざいに扱ったときです。

使徒パウロは、「心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか」を理解できるようにと、エペソのクリスチャンのために祈りました(エペ1:18-19)。彼は、クリスチャンが心の目を開かれることを熱心に祈り求めたのです。このことから分かるのは、キリストにあって神が成してくださったこと、また今後もしてくださることを十分に理解し感謝することは、私たちにとって非常に重要だという真理です。キリストを信じる人には、霊的な真理を見定める新しい目が与えられています。神としっかり向き合うならば、キリストにあって与えてくださったすべてのものをその新しい目で見ることができるように、神が助けてくださいます。