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砂の城

1年で聖書を!
◆ エゼキエル書45-46
◆ Ⅰヨハネ2
聖書のみことば ルカ12:22-34
 
あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。
―ルカ12:34

子どもたちが小さかったころ、冬になると家族を連れて、フロリダの両親のところに帰省しました。ミシガン州は寒いところですから、温暖な気候の地で過ごせることは、何よりの楽しみでした。私は海岸でゆっくり本でも読もうと、心待ちにしていました。ところが、子どもたちにもプランがありました。一緒に砂の城を作ろうというのです。しぶしぶ立ち上がって参加しましたが、気がつくと夢中になっていました。何時間もかけて立派な城を作りましたが、潮が満ちて、私の努力の結晶を流し去るのは時間の問題です。けれども、夢中になっているときは、そんなことは考えもしないのです。

泥沼状態

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書3-5
◆ Ⅰテモテ4
聖書のみことば エレミヤ書20:7-13
 
主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに疲れて耐えられません。
―エレミヤ書20:9

エレミヤは、「嘆きの預言者」とも呼ばれています。もともと繊細で沈みがちな性質だったのかもしれませんが、神に逆らい続けるイスラエルの民にさばきが下ることを知って、嘆き悲しみました。エレミヤの嘆きは、驚くほど激しいものでした。彼は述べています。「ああ、私の頭が水であったなら、私の目が涙の泉であったなら、私は昼も夜も…泣こうものを」(エレ9:1)。

蟻の世界

1年で聖書を!
◆ 詩篇143-145
◆ Ⅰコリント14:21-40
聖書のみことば Ⅱテモテ4:9-18
 
デマスは今の世を愛し、私を捨てて―Ⅱテモテ4:10

クリスチャン大学の学長になって、最高に嬉しいイベントは卒業式です。その日、私は、「あの卒業生たちは、キリストの力で世界を変える、との熱い信仰を持って船出するのだ」と興奮しながら、卒業式の会場に向かっていました。そして、ふと足元に目をやると、働き者の蟻たちが忙しそうに動き回り、いつもの日課をこなしています。私は思いました。「蟻さん、『砂の山』を築くより、もっと大切なことが今、起こっているのだよ。」

あなたがたでしなさい

1年で聖書を!
◆ 詩篇94-96
◆ ローマ15:14-33
聖書のみことば マルコ6:30-44
 
[イエスは]彼らに答えて言われた。「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」―マルコ6:37

イエスは「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい」(マコ6:37)と言われましたが、この言葉は聞き逃しがちです。多くの群集がイエスの話を聞きに集まっていました。夕刻が近づくと弟子たちは神経質になり、人々を解散させるようにとイエスをせかし始めました(37節)。イエスが冒頭のように言われたのは、そのときでした。

良いわざに励みなさい

1年で聖書を!
◆ 詩篇57-59
◆ ローマ4
聖書のみことば ルカ6:27-36
 
ナザレのイエス……神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。―使徒10:38

今日、良いことをしても、明日には忘れられてしまう。でもとにかく良いことをしなさい、と言った人がいます。良い言葉だし、大切な戒めだと思います。イエスは「巡り歩いて良いわざをなし」たと、ルカが使徒の働きの中で記述しています(使10:38)。

人生にふれる

1年で聖書を!
◆ ヨブ記32-33
◆ 使徒14
聖書のみことば ガラテヤ6:6-10
 
善を行うのに飽いてはいけません。―ガラテヤ6:9

ダンは高校の卒業式で、15分間のスピーチをすることになりました。卒業までの道のりについて語り、お世話になった人たちに謝辞を述べる内容でした。

今日、主に仕える

1年で聖書を!
◆ 士師記9-10
◆ ルカ5:17-39
聖書のみことば Ⅰサムエル12:19-25

 
あなたがたは、このすべての悪を行った。しかし主に従い、わきにそれず、心を尽くして主に仕えなさい。―Ⅰサムエル記12:20

すごくやりたかったので、ダメだと分かってはいたけれど、抑えられずにやってしまったという経験が、ほとんどの人にあります。そして、何と愚かで霊的に頑固なのだろうと、後になって後悔します。神に意図的に逆らった結果、引き起こされた出来事の中で、あなたは自分自身に腹を立てたり、茫然自失だったり、愚かな失敗の成り行きに身をまかせて流されるままにしているかもしれません。しかし、別の選択肢もあります。

失敗者

1年で聖書を!
◆ ヨシュア記19-21
◆ ルカ2:25-52
聖書のみことば ヨハネ21:3-17

 
彼らが陸地に上がったとき、そこに炭火とその上に載せた魚と、パンがあるのを見た。―ヨハネ21:9

ハンバーグ、ソーセージ、厚切り肉など、妻の指示に従ってバーベキューをするのが、私の役目です。私は一流のバーベキュー・シェフではありませんが、一度嗅いだら忘れられない、あの炭火焼きの匂いが大好きです。というわけで、「炭火」がおこしてあるというヨハネの福音書21章9節の場面には自然と目が留まります。なぜヨハネは、イエスがご自分を裏切ったペテロに再起を促された話を、このように事細かく書き記したのでしょう。

小さなこと

1年で聖書を!
◆ 申命記5-7
◆ マルコ11:1-18
聖書のみことば ヨハネ6:4-14

 
ここに少年が大麦のパンを五つと小さい魚を二匹持っています。しかし、こんなに大ぜいの人々では、それが何になりましょう。―ヨハネ6:9

食べ物の量があまりにも少なかったので、アンデレは「(大麦パン五つと小さい魚二匹で)それが何になりましょう」とイエスに尋ねました(ヨハ6:9)。しかし、イエスの手に委ねられた少量の食べ物は、大きな祝福に変えられました。