見えない不思議なもの
◆ 箴言1-3
全米のみならず世界の各地が、かつてない自然災害の脅威にさらされています。たとえば、2011年には、アメリカのいくつかの都市が巨大な竜巻に襲われました。ビジネス街も住宅街も、何もかもが吹き飛ばされてしまいました。
神の声に耳を傾けているか
◆ Ⅱ歴代誌30-32
子どもの頃、夏になると1~2週間ほど祖父母の家で過ごしていました。家の前の通りは、線路で行き止まりになっていました。そういう立地だったので、到着した最初の晩は、貨物列車が通過する音や警笛の音で夜中に何度も起こされました。
職人の技
◆ エゼキエル書16-17
◆ ヤコブ3
スタインウェイ社を描いたドキュメンタリー番組を見ました。その番組は、優れたピアノを作るこだわりの職人芸を追っていました。木を切ることに始まって最後にショールームに並ぶまで、ひとつのピアノは、熟練工による数え切れない工程を経ています。そのどれもが繊細で精巧なものです。このようにして1年かけて完成されたピアノを、名のある演奏家が試し弾きします。彼らは、このような豊かな響きは、工場の生産ラインで組み立てられたピアノでは決して出せないと言います。秘密はまさに職人技です。
今は必要ない
◆ イザヤ書5-6
◆ エペソ1
作家志望の人にとって、次から次へと作品を送り返されるのは、かなり落ち込む体験です。出版社に原稿を送ると、「寄稿をありがとうございました。しかし現在のところ、この種の原稿は、当社の必要と合致しません」という内容の手紙が送られてきます。多くの場合、「現在のところ」ではなく、「未来永劫に」というのが現実なのです。それで彼らは、次から次へと別の出版社に原稿を送り続けるのです。
私は、この「現在のところ(そして、未来永劫に)…必要と合致しません」という表現は、信仰を育てる上で有益だと気づきました。心を一新して、神のみに焦点を合わせることに役立つのです。それは、こういうことです。
王がやってくるとき
◆ 出エジプト記34-35
◆ マタイ22:23-46
あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、……聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、―Ⅰコリント6:19
私の友人のティム・デイビスは、子どもの頃トリニダードに住んでいました。彼は、エリザベス女王が島を訪問したときのことを覚えているといいます。ティムは宣教師の両親といっしょに、女王を歓迎しようと集まった多くの人の列に加わりました。小さな旗を振りながら、一行が通りにやって来るのを見ていました。まず兵士、馬に乗った護衛、そしてリムジンには窓から手を振る女王がいました。ティムは、女王の車が街を去り、すべてが元に戻ってゆくのを見届けました。彼によると「君主が街に来たが、何も変わらなかった」のだそうです。