愛に出会う
ブリジットはなぜ支援センターに来たのか分かりません。お腹の子は中絶すると決めていたのですから。相談員のノラの優しい問いかけにも、失礼な態度で悪口雑言でした。そして、中絶すると宣言して退出しようとしました。しかし、身長180cmの彼女が上からにらんでも、小柄なノラはひるみません。小さな体をドアの間に滑り込ませて「行く前にハグしてもいいですか。あなたのために祈りたいの」と言いました。ブリジットは、泣き出しました。今まで、健全な気持ちで抱きしめられたことなど無かったのです。
神が介入されるとき
オー先生と呼ばれている、オマウミ・エフェイェ師は「その子は愛されている」という自身の出生に関する詩を書きました。両親は何度も中絶しようとしたけれど、不思議にも妨げられ、最後に生む決心をしてくれたと言います。神が命を守ってくださったと知ると高収入の仕事を捨て、宣教の働きを始めました。現在は、ロンドンの教会の牧師です。