富と成功を手に、故郷に錦を飾ることをナオミが夢見ていたならば、ベツレヘムに帰るのは辛いことだったでしょう。彼女は、異国の地で夫とふたりの息子を失い、嫁のルツとふたりだけで悲しみながら戻ってきました。彼女は「私をナオミ(楽しみ)と呼ばないで、マラ(苦しみ)と呼んでください」と昔の仲間に話しました。「全能者が私をひどい苦しみに会わせたのですから」と言ったのです(ルツ1:20)。