法律に従うことの大切さについてのデボーションエッセーを「デイリーブレッド」に書いてほどなく、私は1,400キロほどを走る旅に出かけました。制限速度を遵守しようと決意していました。ところが、ニューメキシコ州の小さな町を出たころで、私は制限速度の標識を見落とし、スピード違反の切符を切られてしまいました。
ボストンの中心街の地下道をラッシュアワーに走っていたとき、車がエンストして道路をふさいでしまいました。後続車は何とか通り抜けましたが、イライラした運転手にどなりつけられました。車は修理工場に牽引(けんいん)されましたが、同じ日にまた故障し、今度は午前2時の幹線道路に立ち往生するハメになりました。当然、車は修理工場に逆戻りです。
ある朝、私は裏庭でうさぎが草を食べる様子を見ていました。小柄で茶色のぶちがあり、しっぽが綿のようにふわふわしたうさぎです。そこへ突然、鷹が雷光のように風を切り、獲物を目掛けて急降下してきました。かぎ爪をぐっと出して、うさぎをひっ掴もうとします。ところが、うさぎは危険に気づいて安全な場所に逃げました。わずか数センチの差で命拾いをしました。