1年で聖書を!
◆ 詩篇140-142
◆ Ⅰコリント14:1-20
聖書のみことば マルコ7:1-13

 
あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。―詩篇119:11


ジェンナは5歳になる女の子ですが、朝からご機嫌ななめです。何もかもが思い通りに進みません。抗議してもだめ。すねてもだめ。泣いてもだめでした。ついにお母さんが、聖書の教えを口にしました。それは、ジェンナが学んだばかりの聖書のみことば、「あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました」(詩119:11)でした。

実のところ、ジェンナもこのみことばを思い出していました。ですから、すぐに「だけどお母さん、だから全く罪を犯さなかったとは言っていないわよ」と答えたのです。

 
彼女の口答えは、私たちにもお馴染みです。私にしても、心の中にふたりの「私」がいて、同じようなやり取りをよくしています。へ理屈は、非常に魅力的です。従いたくない命令があると、私たちはいつも、へ理屈を言って何とか抜け出そうとするのです。

イエスは宗教家たちに、この問題を指摘しました。彼らは、へ理屈をこねて律法に抜け道を作っていたからです(マコ7:1-13)。彼らは、自分の親を経済的に支えることで親を敬うべきところを、親を養う費用を神にささげて、その金品の使い方を限定してしまいました。この行為は表立っては律法に背いたことにはなりません。しかしイエスは、そのような態度は容認できるものでないと言われました。

何とか抜け道を探そうとしているならば、神に従っているとはいえません。
(Julie Ackerman Link)

どんな言い訳をしても、神に従わないなら、それは不従順と呼ばれる。